胃がん

胃に7つのがんが見つかった30歳代の女性

最終更新日
2021年07月14日

NTT東日本関東病院 内視鏡部部長の大圃おおはたけん先生に、胃がんの症例について伺いました。

胃に7つのがんが見つかった30歳代の女性

この方は若い女性で、まだ30歳代でした。胃に7つのがんが見つかりましたが、その1つ1つは内視鏡治療が適応になる早期の病変。個々の病変を分けて切除していく施設もあると思いますが、その場合入院期間は合計で1か月以上に及びます。そのため、当院では1回で全てのがんを取り切ることにしました。

この方の場合、数が多いことに加えて場所も悪かったので時間のかかる治療になることが予想されました。そこで、手術室で全身麻酔をかけ、より安全性を高めて治療を行いました。結果、5時間ほどかかりましたが1回で7つ全て取り切ることができました。

治療後は1週間ほどで退院し、今も元気に暮らしていらっしゃいます。年齢が若いということもあり、お腹に傷をつけることなく胃も残せたということは代えがたい価値のあることだったと思います。

NTT東日本関東病院

〒141-8625 東京都品川区東五反田5丁目9-22 GoogleMapで見る

前の症例

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