大腸がん

オンライン診療からのセカンドオピニオンで来院した大腸がん患者さん

最終更新日
2021年07月14日

NTT東日本関東病院 内視鏡部部長の大圃おおはた研けん先生に、大腸がんの症例について伺いました。

オンライン診療からのセカンドオピニオンで来院した大腸がん患者さん

この患者さんは他県にお住まいでした。地元の病院で大腸がんと診断され、内視鏡治療は適応にならず手術が必要だと言われたそうです。内視鏡で何とか治療できないかとセカンドオピニオンの病院を探しているなかで当院を発見され、ご相談いただきました。

遠方ということもあってまずはオンライン診療でお話を聞き、大腸の写真を見せていただいたところ、おそらく当院なら内視鏡治療が行えると判断。あらためて来院いただいて精密検査を行いました。その後内視鏡による治療を行い、30分ほどで取り切ることができました。

術後の通院コストが小さいのも内視鏡治療の特徴

内視鏡治療の場合、術後に何度も通院していただく必要はありません。この患者さんの場合も、治療前の来院や治療のための入院を含めて4回来院いただいたのみです。そのため、移動コストという面での負担が少ないことも内視鏡治療の特徴といえるでしょう。画像だけでも、内視鏡治療が適応になるかどうかある程度の判断はつきますので、まずはご相談いただきたいと思います。当院ではオンライン診療も行っていますので、特に遠方にお住まいの方は利用をご検討ください。

NTT東日本関東病院

〒141-8625 東京都品川区東五反田5丁目9-22 GoogleMapで見る


関連の症例

  • 診断時に余命半年といわれたステージIVの70歳代女性

    京都桂病院の消化器センター・外科の副部長を務める濱洲はます晋哉しんや先生に、大腸がんの症例について伺いました。 診断時に余命半年といわれたステージIVの70歳代女性 こちらの患者さんはS状結腸がんで、診断時にはすでに肝転移がみられるステージIVと診断されました。診断時の余命は半年。危険な状態でしたが、原発巣となるS状結腸がんを手術で切除し、その後抗がん剤による化学療法を行ったところ、抗がん剤がよく効き転移や再発なく数年経過しました。 その後、肝転移や肺転移がみられたものの、また別の抗がん剤が効果を示し、肺の転移はなくなりました。肝転移が残ったので2回目の手術を行い、放射線治療も行いました。 集学的治療によってがんをコントロールして10年 2回の手術とさまざまな抗がん剤、放射線治療などを駆使することにより、診断から10年ほど経った今でもご存命です。半年といわれた命がこんなにも延びることは、私たち医師としてもとても嬉しいことです。

    続きを読む
  • 救急車で運ばれてきた60歳代男性

    こちらの患者さんは血尿や尿に便が交じる糞尿の症状があり、救急車で運ばれてきたことをきっかけに当院を受診されました。検査をしてみると進行した直腸がんで、がんが膀胱に浸潤しているために糞尿(尿から大便が混じる)が生じていることが分かりました。 化学療法によってがんが小さくなり手術が可能になった このケースでは、発見された時にはすでにがんがかなり進行していたため、手術でがんを取りきることは難しいと考えられました。ただ、糞尿の症状を抑える必要があったため、まずは一時的に人工肛門を造設する手術を行い、便が膀胱に流れ込むことを防ぐ治療を行いました。 次に術後3か月化学療法を行ったところがんが小さくなり、幸いにも手術でがんが取れるほどの大きさになりました。そこで再度手術を行い、膀胱と肛門を残したままがんを取りきることができました。手術後5年以上経ちますが、再発なく元気に過ごされています。

    続きを読む