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嚥下障害
食物や水分を認識して口の中に取り込み、これらを咽頭から食道、そして胃へと送り込むことを「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」または「嚥下」といいます。嚥下障害とは、食べ物を認識してからゴクリと飲み込む...
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口・のど

嚥下障害(えんげしょうがい)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

食物や水分を認識して口の中に取り込み、これらを咽頭から食道、そして胃へと送り込むことを「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」または「嚥下」といいます。嚥下障害とは、食べ物を認識してからゴクリと飲み込むまでの一連の機能が、何らかの原因により正常に機能しなくなってしまった状態を指します。

原因

軽い嚥下障害の場合、特に何の病気もない方であっても、老化だけで嚥下の力が落ちるということが増えています。これにはいわゆるサルコペニア(加齢によって筋肉量が著しく落ちること)も関係していると考えられます。また、何らかの疾患がきっかけで摂食嚥下障害が起こるケースとしては、やはり脳卒中の後に起こることが多いです。その他にも、パーキンソン病などの神経疾患がきっかけとなることも比較的多く見られます。

症状

たとえば、食事中にたびたびむせて水分をうまく摂れなくなったり、食べ物が食道ではなく気管に入ってしまい肺炎を起こすことなどが、嚥下障害の代表的な症状として挙げられます。

検査・診断

嚥下障害の検査には大きく分けて嚥下造影検査(VF:Videofluoroscopic examination of swallowing)と嚥下内視鏡検査(VE:VideoEndoscopic examination of swallowing)の2つがあります。 ・嚥下造影検査(VF) 嚥下造影といって、造影剤を使う検査があります。これはバリウムを飲んでいただき、その様子を横と正面から撮影して、飲んだものがどのように通過していくのか、またその際にどこがどのように動いているのかを見る検査です。 ・嚥下内視鏡検査(VE) 嚥下造影検査よりも多く行われているのが経鼻的(鼻を経由する)嚥下内視鏡検査(VE)です。検査に使用する機器が比較的安価であることに加え、私の場合は往診が非常に多いので、往診に持って行けるという点が大変便利です。

治療

舌接触補助床(Palatal Augmentation Prosthesis:PAP)

舌が萎縮するなど動きが極端に悪くなると、舌が上顎に触れることができなくなり、食べ物や飲み物を送り込むことができなくなることがあります。そこで行われる歯科的な治療のひとつがPAP(Palatal Augmentation Prosthesis:舌接触補助床)です。 厚みのある入れ歯状のものを入れることで上顎の天井を低くし、舌が届くようにします。

手術治療

嚥下障害の手術はその目的によって大きく2種類に分かれます。ひとつは誤嚥の防止で、もうひとつは飲み込みやすくするために喉の形状を変えるものです。 飲み込めるように喉の形を変える手術の場合、体はある程度元気で喉だけが麻痺しているという方に対して行うことが多くなります。一方、誤嚥の防止のみを目的に手術を行う場合は、体もあまり動かず寝たきりで、唾液の誤嚥も多いために在宅で介護するには吸引が欠かせないという方が対象になります。

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