ひんけつ

貧血

最終更新日:
2023年10月31日
Icon close
2023/10/31
更新しました
2021/09/29
更新しました
2017/04/25
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

治療

貧血の原因となる病気が存在しないか確認するところから始め、病気が原因の場合はまずそれに応じた治療を行います。

鉄欠乏性貧血の場合は、主に鉄剤の内服が検討されます。鉄剤の内服によって悪心、嘔吐などの副作用が生じる場合は、通院して鉄剤を注射で投与します。近年、カルボキシマルトース第二鉄やデルイソマルトース第二鉄のように、鉄剤が多く含まれ週に一度の投与でも薬の作用が持続する注射薬が保険適用されました。1~3回の投与で症状の改善が見込めるケースもあり、患者の通院負担が以前より減る点がメリットに挙げられます。一方、注射薬は直接血管内に投与するため鉄過剰に陥る可能性がある点は注意が必要です。人体には鉄を積極的に排泄する機能がなく、鉄過剰を改善することは容易ではないといわれています。鉄過剰とならないためには、定期的に血液検査を行って過量投与になっていないか確認することが大切です。

貧血の改善には食事療法も重要です。栄養バランスが整った1日3食の食事を基本として、貧血の改善につながる栄養素や食べ方のポイントなどを指導します。重症の貧血の場合(たとえば強い症状が出ていたり、心臓の負担が大きかったりする)には、輸血が行われることもあります。

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「貧血」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

関連の医療相談が43件あります

※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。

貧血を得意な領域としている医師

  • 国際医療福祉大学医学部 血液内科学 主任教授、国際医療福祉大学成田病院 血液内科 部長

    • 白血病
      • 化学療法
      • チロシンキナーゼ阻害剤
    • 多発性骨髄腫
      • 新規薬剤を用いた多発性骨髄腫の治療
    • 悪性リンパ腫
      • 化学療法
    • 貧血