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加齢とともにリスク増? 三大疾病に備えよう

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加齢とともにリスク増? 三大疾病に備えよう

この記事の最終更新は2020年08月03日です。

今や人生は100年時代。両親が人生の第2、第3のステージを生き生きと過ごしてくれることは、子世代にとって大きな喜びと安心です。

一昔前とは違い、仕事に趣味にボランティアにと、活動的に暮らす65歳以上のシニア世代はとても多くなっています。その暮らしを脅かすのが、突然の病気です。とくに三大疾病といわれる“がん”、“脳卒中”、“心筋梗塞”は、2019年度の日本人全体の死因のうち約50%を占めます。

子世代だけではなく、親世代の豊かな暮らしがこれからも長く続くよう、私たちがやっておきたいことはなんでしょうか? それは、万一病気になったときに直面するさまざまな出来事をシミュレーションし、不測の事態にどのように備えればよいか、対策を考えておくことにほかなりません。まずは、一緒に“三大疾病”について知っていきましょう。

三大疾病1 がん ~日本人の死因40年間第1位~
三大疾病2 脳卒中 ~治療には長い時間がかかる~
三大疾病3 心筋梗塞 ~生活習慣病が大きなリスクに!?~

統計上、男女共に、2人に1人が“がん”にかかる時代。さらに2020年現在、日本人の死亡原因の約3割は“がん”だとされています。1981年から約40年間、がんは死因の第1位。男女共にかかりやすいのは胃がん、大腸がん、肺がんです。さらに男性は前立腺がん、女性は乳がんにも注意が必要です。

がんは、健康な細胞があるときを起点に暴走し、がん化していくことが原因とされています。特に男性の場合、細胞の老化が顕著になる60歳代以降、がんの罹患率はぐっと上がってしまいます。健康なシニアライフを過ごすためには、“がん”のリスクと向き合う必要がありそうですね。

男女共に多い大腸がんを例にしてみましょう。日本人の大腸がんは、約70%がS状結腸と直腸に発生することが知られています。大腸がんは、初期症状が自覚されないことも多く、人間ドック健康診断などで、思いがけず早期のがんが見つかることがあります。

しかし、ステージⅠ(Ⅰ期)の段階で早期発見して治療にあたれば、大腸がんの5年生存率は約95%です。それがステージⅢ(Ⅲ期)だと約76%となります。

子世代は勤務先などで定期的な健康診断を受ける機会があることでしょう。けれど、親世代は自ら動かないと、その機会が得られないことが多くあります。年に1回は人間ドックや健康診断を受けることをすすめてください。健康であることが確認できれば一安心。もし、がんに罹患していることが分かった場合は、1日でも早く治療を始めましょう。

がんの治療費、我が家はまかなえる?

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大腸がんの治療は、基本的にはがんのある部分とリンパ節を切除するなど、外科的な手術が中心となります。がんの存在する浸潤がごく軽度であり、がんを安全かつ完全に切除できると診断された場合は、内視鏡での手術が可能です。

手術のためのがんの縮小や肛門の温存、再発予防のために、放射線治療を用いることもあります。術後のがんの再発予防、手術の困難な進行がんには、薬物療法も併用します。これらの治療や、それに伴う診察、検査には基本的に健康保険が適用されます。

また、厚生労働大臣所定の基準に合致した医療機関では、最先端の医療技術を使った“先進医療”も受けることができます。治療の選択肢は確実に増えているのです。ただし、先進医療の“技術料”に関しては、全額自己負担となることはぜひ知っておいてください。ちなみに、先進医療の技術料は重粒子線治療が約313万円、陽子線治療が約272万円とかなり高額です。

がん克服のための大切なポイントは、入院中も、退院後もしっかりと“がん”と向き合うこと。十分な闘病、療養生活を過ごすために、やはり気になるのは経済面です。幸いにも現在の日本では、医療費が高額になり自己負担限度額を超えたときは、超過分の医療費が払い戻される“高額療養費制度”というものがあります。

高額療養費制度は患者さんご本人にも、そのご家族にも心強いものですが、医療費の負担がまったく発生しないわけではありません。
たとえば、年収所得約370万円~約770万円の患者さんの場合、1か月の自己負担限度額の80,100円に“その月かかった医療費から267,000円引いた分の1%”を加算した金額が自己負担となります。

また差額ベッド代、入院中の食事代の一部、通院の交通費などは高額療養費ではカバーできません。とくに“先進医療の技術料”がカバーできないことは、頭の片隅に入れておきましょう。いざというとき、経済的な理由で希望する治療を受けることができない、そんないたたまれない事態は断じて避けたいものです。

保険診療・高額医療費制度ではカバーできない範囲はどう備えよう?

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大腸がんを例にすると、入院期間は結腸がんで平均15.9日、直腸がん、直腸S状のがんで平均17.9日と、おおよそ2週間と少しが一般的です。入院期間が短いと感じるかもしれませんが、気を付けたいのが退院後の生活です。

術後の抗がん剤治療や進行がんに対する抗がん剤治療は、再度入院が必要になることも。外来診療で行う場合でも、定期的な通院が必要となります。また、治療が終わった後も再発の有無を調べるなど経過観察のための通院があり、こちらは一般的に約5年間が目安といわれます。

このように、がんという病気はかなりの長期間、向き合うことが必要になります。その間に経済面での心配をせず病気と対峙(たいじ)できることは、実際の生活のうえでも精神衛生上でもとても重要です。親世代が健康なうちから、もしもの場合に備えて考えておきたいことの一つです。

がんが忌み嫌われる理由の一つに、“再発の心配”があります。ステージやがんのできる部位によって異なりますが、たとえば、大腸がんの術後3年の再発率はステージⅡ(Ⅱ期)で15%、ステージⅢ(Ⅲ期)では約32%です。

ここで注意したいのは、再発時には再び医療費がかかることです。つらい闘病をようやく乗り越えた後の再発は、動揺も大きいでしょう。そのうえ、再び高額の医療費の心配をしなければならないとなると、気力も萎えてしまいます。再発予防のためにも、病気に立ち向かう気力を保つためにも、経済的なストレスのない環境を整えておくとよいでしょう。

将来の医療費の不安を取り除く!

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脳の血管が詰まる、破れるというトラブルを起こすのが、脳卒中です。前触れなく突然に起こり、命を取り留めた後も四肢の麻痺などの後遺症が残ることがあり、生活の質(QOL)を大きく下げてしまう場合があります。

しかし、突然に起こるとはいえ「おかしいな」と感じる前触れがあるのも事実です。“ろれつが回らない”、“体の片側が急に動かなくなったり、しびれたりする”、“片方の目が見えにくい”などの症状が出たときは、たとえいったん治まっても、脳卒中の前兆の可能性があります。親御さんの様子が「おかしいな」と思ったときには、ちゅうちょせずに病院で診察を受けるよう促しましょう。脳卒中は、発症から数時間の間に適切な治療を受けることが重要となります。このことを親子の間で共有し、コミュニケーションのきっかけにするとよいかもしれません。

脳卒中は、脳の血管が“詰まる”脳梗塞と、血管が“破れて”起こる脳出血、(こぶ)が“破裂する”くも膜下出血と大きく三つに分けられます。

・脳梗塞
血管が詰まって、脳の一部の領域に血液が届かず、その部分の組織が死んでしまう状態が脳梗塞です。血液が届かなくなった部分に応じて、麻痺やしびれが残ることがあります。詰まった血管の太さや場所によってさらに細かく分類され、治療法や予後もさまざま。多くは睡眠中に発症し、夜間のトイレや、朝起きたときに気づくことが多いといわれます。

・脳出血
脳の中にある小さな血管が切れたり破れたりして、周辺の機能が損なわれてしまうのが脳出血です。その出血部位によってさらに五つに分けられ、それぞれ症状、治療方針が異なります。

・くも膜下出血
血管にできた(こぶ)が破けて、血液が脳内に溢れてしまう病気です。自覚症状がないうちに進むこともありますが、破裂時にはいきなりハンマーで頭を殴られたような、強い痛みを感じることが多いようです。約3分の1の割合で命にかかわり、重篤化する危険性の高い病気です。また、診断の早さでその経過に多く差が出る病気でもあります。

シニア世代の多くにみられる病気の一つに、運動不足や食生活の不摂生によって引き起こされる動脈硬化があります。動脈硬化は、血液の内側にコレステロールなどが付着して血液の流れが悪くなる状態。この動脈硬化は脳卒中の原因となりますから、注意が必要です。

脳卒中の入院期間は、平均78日。麻痺などの後遺症が残る場合も多く、リハビリテーション(以下、リハビリ)が必要ですが、現在の日本では、脳卒中でリハビリを行う場合は発症後2か月以内にリハビリ専門施設(または病棟)へ転院(転棟)しなければなりません。この時期の入念なリハビリが、その後の生活の質(QOL)を左右します。しかし、リハビリ施設への入院も最大150日間を上限とするので、ご家庭での生活の準備や通院リハビリに備えが必要です。

脳卒中は日常生活に復帰するまでの期間が長いため、差額ベッド代、日用品などを含む入院中の費用はもちろん、リハビリ施設に通う移動手段、付添人の交通費、バリアフリー対応の自宅改装費用など、経済的な負担も大きくなってきます。安心して治療とリハビリに取り組むためにも、経済的な備えをしておく必要があります。

通院やリハビリに備えた保険も充実

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心筋梗塞とは、心臓へ向かう血流が通る血管にコレステロールがたまり、必要な血流量が不足した結果、心臓の細胞が壊死を起こした状態をいいます。

心臓は1日に約10万回動いて血液を全身に送りこむポンプのような役割をしており、そのエネルギーを運んでくる道路を“冠動脈”と言います。この冠動脈が運んでくる栄養で心臓は動くのです。

しかしシニア世代には、血管にコレステロールがたまり細くなっている動脈硬化の状態の方が多くいらっしゃいます。血液が流れないほど血管が細くなると、心臓を動かす血液が不足する心筋虚血になり、胸に強い圧迫感を感じるようになります。これが狭心症です。狭心症の症状は15分ほどで治まることがあるため、知識がないと軽く考えてしまいがち。しかし、放っておいて血管がふさがって血液が通じないまま過ごすと、その部分の心筋細胞が壊死して、心筋梗塞の引き金となります。

心筋梗塞は、日頃の生活習慣や行動を改めることで予防ができます。“禁煙”、“塩分・糖分・脂肪分を取り過ぎない”、“バランスのよい食事”、“適度な運動”、“規則正しい生活”などに気を付けるようにしたいものです。生活習慣は家族間で似通うことが多いですから、特に血縁者に心筋梗塞の方がいる場合は注意してください。

また、胸、背中に強い痛みを感じたら、すぐに病院へ行くようにしましょう。病院では心電図や血液検査などで診断を行います。心筋梗塞は発症後6時間以内に血栓を溶かし、血流を回復させることができれば、社会復帰も十分に期待できる病気です。一刻も早く、血流を再開通させることが治療の鍵となります。

症状にもよりますが、心筋梗塞の入院日数は1週間から1か月ほどとなります。血流が回復した後は、医師や看護師、理学療法士と共に心電図、血圧を管理しつつ、歩いたり、日常作業をしたりと、様子を見ながらのリハビリが行われます。

1日約10万回もポンプを動かしている心臓ですから、リハビリは入念に進められます。徐々に運動量を増やし、少しずつ歩行や自転車こぎなどの負荷を増やしていきます。しかし、再発してしまうと、再び通院、入院、リハビリなどが必要となり、当然のことながら医療費の負担が発生します。

急な入院で慌てないために

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“がん”、“脳卒中”、“心筋梗塞”。これまで三大疾病といわれる病気について見てきましたが、いずれにも共通する大切なポイントは“早期発見”です。親世代も子世代も、それぞれの病気の特徴的な症状を知識として持っておき、体の変化に気づけるようにしたいですね。

自覚症状のない段階もありますから、人間ドック健康診断などの定期的な体のチェックを習慣化しましょう。若い世代に比べ、65歳以上のシニア世代における病気の発症率は、ぐんと上がります。不必要に恐れないためにも、定期的な検査を心がけましょう。

日本人の死因の半分を占めるといわれる三大疾病ですが、現代の医学は大変進歩しています。早期発見と適切な治療、正しいリハビリを行えば、多くの場合は社会復帰が可能です。

ただし、高額な先進医療を選んだり、長い入院生活や治療に専念したり、十分なリハビリを行ったりするには、経済的な備えが必要です。万一のときにも心置きなく闘病できるように、それぞれにあった保険への加入を検討することをおすすめします。

人生100年時代。シニア世代となってからも、人生はまだまだ続きます。健康への不安を完全に取り除くことはできませんが、知るだけで避けられる悲劇は、確実に存在します。そのために必要なのは、子世代の私たちの幸せを守ることでもあります。親世代の将来を守るのは、子世代の知識と知恵です。万一のとき、親御さんが再び元気に暮らせるように、ぜひ健康なうちから準備をしておきたいですね。

人生100年時代。病に負けない人生のために

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