治療
必ずしも治療が必要なわけではなく、自覚症状の有無に応じて治療をするべきか決定します。日常生活に支障がない場合には、特別な治療はおこなわれずに経過観察となることもあります。
治療をおこなう場合には、保存的療法と手術療法が検討されます。保存的療法の目標は、健康的な排便習慣を確立し、排便をスムーズにおこなうことに主眼がおかれます。そのためにも、繊維質に富んだ食事を心がけることや水分をしっかりとることは重要です。
また、便を柔らかくするような内服薬を使用することもあります。
骨盤の筋肉が衰えていることと関連して直腸瘤が生じることもあるため、骨盤の筋肉を鍛えることも大切です。
こうした保存的療法がうまくいかない場合に限り、手術が検討されます。手術による合併症(出血や痛み、感染症)と再発率などを加味しながら、手術をおこなうのが適切かどうか、医師としっかり相談することが大切です。
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