症状
袋耳は、耳介の上半分が変形した状態です。埋め込まれた部分を手で引き出して露出させることも可能ですが、手を離すともとの状態に戻ってしまいます。
耳介は、周囲の音を効率よく聴くために重要な形態をしています。具体的には、空気の振動である音をうまく集め、外耳道から中耳、内耳、脳へと伝えるのに重要な役割を担っています。
袋耳で見られる形態の変化は、耳介の上にのみ見られるものであり、こうした聴こえに関して大きな支障をきたすことはありません。
しかし、耳の上半分の形が歪んでいることから、見た目が気になってしまったり、マスクやメガネをかけるなどの行為に支障がでたりすることがあります。
袋耳では、こうした耳の聞こえとは異なった面からの機能障害が考えられます。
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