原因
TNF受容体関連周期性症候群は、TNFRSF1Aという遺伝子の異常が原因で発症します。健康な人ではこの遺伝子が作り出す分子(TNFR1)のはたらきによって免疫(炎症)反応を制御しています。しかし、TNFRSF1A遺伝子が変異すると正常な分子が作り出せなくなるため、正常な免疫の働きが崩れて炎症性サイトカインが過剰に作られ、発熱や関節痛などの症状が起きると考えられています。
TNF受容体関連周期性症候群は遺伝性の病気のため、両親のどちらかがこの病気である場合は1/2の確率で子どもに遺伝します。しかし、遺伝子変異があったとしても必ずTNF受容体関連周期性症候群を発症するとは限りません。
TNF受容体関連周期性症候群の患者さんとご家族の方へ
TNF受容体関連周期性症候群でよりよい治療を行うためには、普段のご自身の症状や状態、治療の希望を医師にしっかりと伝えることがとても大切です。「治療ノート」では、毎日の体温や痛み、皮疹などの症状、気になることや困りごとをスマートフォンやパソコンで簡単に記録することができます。
医師の方へ
「TNF受容体関連周期性症候群」を登録すると、新着の情報をお知らせします