地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター 副院長/皮膚科主任部長/アトピー・アレルギーセンター長

日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医・指導医 日本アレルギー学会 アレルギー専門医・指導医 日本心身医学会 認定専門医 日本皮膚免疫アレルギー学会 理事 日本皮膚科心身医学会 理事 アトピー性皮膚炎治療研究会 事務局長 European Academy of Allergy and Clinical Immunology 会員

片岡 葉子 かたおか ようこ 先生

公開日
2020/09/15

1983年に広島大学医学部を卒業。大阪船員保険病院皮膚科を経て、大阪府立羽曳野病院(現・大阪はびきの医療センター)皮膚科に勤務。現在皮膚科主任部長、診療局長およびアトピー・アレルギーセンター長兼任。皮膚科以外にアレルギー学、心身医学にも精通し、診療に取り入れている。専門とするアレルギー性皮膚疾患の中でも特にアトピー性皮膚炎の治療に尽力し、よりよい治療を目指した臨床研究活動にも精力的に取り組んでいる。長期寛解維持を治療の目標とし、重症例の治療の徹底と患者教育をかねた教育入院“アトピーカレッジ”を10年以上にわたり実施している。

基本情報

診療科・主な得意領域

  • 皮膚科
  • アレルギー科
  • 片岡先生のアトピー性皮膚炎の専門領域
    • ゴールを目指す治療 (外用療法・全身療法・光線療法・患者教育(症状の早期改善をかねた教育入院)・心理的サポート等を総合して患者ごとの病態に合わせて選択)
  • 片岡先生の食物アレルギーの専門領域
    • アレルゲンの見極め・同定
    • 必要に応じた除去指導
  • 【疾患名】薬疹・薬剤アレルギー【治療法】重症例は初期の入院加療、被疑薬の同定
  • 【疾患名】水疱症【治療法】ステロイド全身投与、免疫抑制剤併用、血漿交換、免疫グロブリン大量療法(重症度に応じて)
  • 【疾患名】老人性紅皮症【治療法】鑑別診断、紫外線治療、ステロイド内服少量維持、免疫抑制剤内服少量維持(重症度に応じて)

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資格・学会・役職

日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医・指導医
日本アレルギー学会 アレルギー専門医・指導医
日本心身医学会 認定専門医
日本皮膚免疫アレルギー学会 理事
日本皮膚科心身医学会 理事
アトピー性皮膚炎治療研究会 事務局長
European Academy of Allergy and Clinical Immunology 会員
  • 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター 副院長/皮膚科主任部長/アトピー・アレルギーセンター長

所属病院

大阪はびきの医療センター

  • アレルギー科 リウマチ科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 小児科 整形外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 リハビリテーション科 放射線科 歯科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 緩和ケア内科 感染症内科 消化器内科 頭頸部外科 病理診断科
  • 大阪府羽曳野市はびきの3丁目7-1
  • 近鉄南大阪線 藤井寺 近鉄バス 「羽曳ケ丘方面行き」又は「四天王寺大学行き」 府立医療センター下車 バス10分
  • 072-957-2121
公式ウェブサイト
大阪はびきの医療センター

医療記事

来歴等

略歴

1983年 広島大学医学部 卒業
1983年 広島大学医学部付属病院皮膚科 研修医
1985年 大阪大学医学部付属病院皮膚科 研究生
1985年 大阪船員保険病院皮膚科 医員
1996年 大阪府立羽曳野病院皮膚科 医長
1999年 大阪府立羽曳野病院皮膚科 部長
2003年 大阪府立羽曳野病院病院改称 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター皮膚科 部長
2006年 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター皮膚科 主任部長
2011年 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター皮膚科 アトピー・アレルギーセンター センター長(兼任)
2019年 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター皮膚科 診療局長(兼任)

論文

  • エリスリトールによる蕁麻疹の1例, 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌6(2):90-94, 2012

    清水 裕希, 木嶋 晶子, 松井 佐起, 前田 七瀬, 西野 洋, 片岡 葉子

  • 加水分解乳による哺育中にみられたビオチン欠乏症の1例

    岸田 寛子, 吉岡詠理子, 前田 七瀬, 吉田 直美, 西野 洋, 片岡 葉子

  • ステロイド外用療法を再考する:何を、どれだけ、どこに、いつまで、ぬるか?, 皮膚の科学11(18):2-8, 2012

    片岡葉子

  • 乳幼児アトピー性皮膚炎患者の保護者に対する患者教育の有用性, 皮膚の科学11(18):57-60, 2012

    吉岡詠理子, 前田 七瀬, 岸田 寛子, 西野 洋, 片岡 葉子

  • アトピー性皮膚炎教育入院プログラムにおける心理的アプローチ-体験型ストレスマネジメント-, 皮膚の科学11(18):39-42, 2012

    中島 園美,西野 洋, 岸田 寛子,前田 七瀬, 吉岡詠理子,片岡 葉子

  • アトピー性皮膚炎のゴール設定とその pitfall, 日本皮膚科学会雑誌122(13):3526-3528,2012

    片岡葉子

  • 心と皮膚, 日本皮膚科学会雑誌123(1):1-7, 2013

    片岡葉子

  • Tricky Atopic Dermatitis:治療のゴール到達を阻む3 つのpitfall, 皮膚の科学2013;12(20):19-27

    片岡葉子

  • Thymus and activation-regulatedchemokine as a clinical biomarkerin atopic dermatitis, J Dermatol2014;41:221–229

    Yoko Kataoka

  • アトピー性皮膚炎のバイオマーカー, アレルギー・免疫 2014;1:91-96

    片岡葉子

  • 不登校・ひきこもりを伴ったアトピー性皮膚炎, Derma 2014;5(218):1-8

    片岡葉子

  • アトピー性皮膚炎診療の質QIを考える, Visual Dermatolgy2014;13(10):1094-1097

    片岡葉子

  • 皮膚と食物アレルギー, アレルギーの臨床, アレルギーの臨床 2014;34(12):18-22

    片岡葉子

  • 全自動免疫測定装置を用いた血清TARC 測定試薬(HISCL®TARC)の基礎的評価,アレルギーの臨床 2014;34(10):60-65

    安江智美, 川澄浩美, 片岡葉子

  • 食物アレルギー予防介入としての外用療法の意義と方法, 日本皮膚科学会雑誌2014;124(13):2498-2500

    片岡葉子

  • アトピー性皮膚炎治療の有効性評価:血液バイオマーカー(TARC)からの評価, アレルギー・免疫 2015;22(2):94-102

    片岡葉子

  • 呼吸器症状で初発し、好酸球増多と皮疹を伴ったCastleman 病, 皮膚病診療 Vol.37,No.6

    片岡葉子, 岸田寛子, 吉岡詠理子 ほか

  • Thymus and activation-regulated chemokine as a clinical biomarker in atopic dermatitis. J Dermatol. 41:221-229, 2014

    Yoko Kataoka

  • 食物アレルギー予防介入としての外用療法の意義と方法, 医学のあゆみ Vol.256No.1 2016.1.2

    片岡葉子

  • Ardeleanu, for the SOLO 1 and SOLO 2 Investigators* :Two Phase 3 Trials of Dupilumab versus Placebo in Atopic Dermatitis   The New England Journal of Medicine , 2016 Dec 15;375:2335-2348

    E.L. Simpson, T. Bieber, E. Guttman Yassky, L.A. Beck, A. Blauvelt, M.J. Cork, J.I. Silverberg, M. Deleuran, Y. Kataoka, J. P. Lacour, K. Kingo, M. Worm, Y. Poulin, A. Wollenberg, Y. Soo, N.M.H. Graham, G. Pirozzi, B. Akinlade, H. Staudinger, V. Mastey, L. Eckert, A. Gadkari, N. Stahl, G.D. Yancopoulos, and M.

  • アトピー性皮膚炎治療におけるTight control,医学と薬学 別冊,2017;4:397-404

    片岡葉子

  • 抗結核薬による薬剤誘発性過敏症症候群,皮膚病診療39(10),2017;1053-1056

    坂本幸子,奥田英右,外村香子,岸田寛子,片岡葉子,永井崇之

  • エビ特異的IgE(ImmunoCAP®)陰性でfructoose1, 6-bisphosphate aldolaseが原因抗原と考えられたエビによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例 アレルギー 2019 68(1) 48-53

    外村香子,藤本雷,奥田英右,井庭憲人,坂本幸子,小杉笑,岸田寛子,松尾裕彰,片岡葉子

  • Atopic dermatitis disease registry in Japanese adult patients with moderate to severe atopic dermatitis (ADDRESS-J): Baseline characteristics, treatment history and disease burden. J Dermatol 2019 Apr 46(4) 290-300

    Katoh N, Saeki H, Kataoka Y, Etoh T, Teramukai S, Takagi H, Tajima Y, Ardeleanu M, Rizova E, Arima K

  • Efficacy and safety of dupilumab monotherapy in adults with moderate-to-severe atopic dermatitis: a pooled analysis of two phase 3 randomized trials (LIBERTY AD SOLO 1 and LIBERTY AD SOLO 2). J Dermatol Sci. 2019 May 94(2) 266-275

    Thaçi D, L Simpson E, Deleuran M, Kataoka Y, Chen Z, Gadkari A, Eckert L, Akinlade B, Graham NMH, Pirozzi G, Ardeleanu M.

  • Dupilumab improves patient-reported symptoms of atopic dermatitis, symptoms of anxiety and depression, and health-related quality of life in moderate-to-severe atopic dermatitis: analysis of pooled data from the randomized trials SOLO 1 and SOLO 2 Journal of Dermatological Treatment June 2019, 9 1-9

    Cork MJ, Eckert L, Simpson EL, Armstrong A, Barbarot S, Puig L, Girolomoni G, de Bruin-Weller M, Wollenberg A, Kataoka Y, Remitz A, Beissert S, Mastey V, Ardeleanu M, Chen Z, Gadkari A, Chao J.

  • Defining and measuring 'eczema control': an international qualitative study to explore the views of those living with and treating atopic eczema. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2019 Jun 33(6) 1124-1132

    Howells L, Thomas KS, Sears AV, Nasr I, Wollenberg A, Schuttelaar MLA, Romeijn GLE, Paller AS, Mueller K, Doytcheva K, Kataoka Y, Daguze J, Barbarot S, von Kobyletzki LB, Beckman L, Ratib S, Cowdell F, Santer M, Chalmers JR; long-term control of eczema working group for the HOME initiative.

  • Efficacy and safety of dupilumab in Japanese adults with moderate-to-severe atopic dermatitis: a subanalysis of three clinical trials. Br J Dermatol. 2019 Sep 28.

    Katoh N, Kataoka Y, Saeki H, Hide M, Kabashima K, Etoh T, Igarashi A, Imafuku S, Kawashima M, Ohtsuki M, Fujita H, Arima K, Takagi H, Chen Z, Shumel B, Ardeleanu M.

  • "変わりつつあるアトピー性皮膚炎の常識 最新の知識と治療の極意 新しい診断・検査法 「TARCの活用」" 皮膚科の臨床 2019 61(6) 115-120

    片岡葉子

  • "変わりつつあるアトピー性皮膚炎の常識 最新の知識と治療の極意 従来の治療法の新しい考え方 外用療法 「プロアクテイブ療法のコツ」" 皮膚科の臨床 2019 61(6) 159-164

    片岡葉子

  • "アレルギー疾患の気づきにくい悪化要因・社会的要因 アトピー性皮膚炎の場合:難治例において見落とされていたポイント" アレルギーの臨床 2019.11.20 39(12) 17-20

    片岡葉子

著書

  • 片岡葉子:血清TARC検査 患者さんも知りたいアレルギーの知識 宮本昭正 編 医薬ジャーナル社 東京都 2016

  • 片岡葉子:TARCは病勢評価にどこまで役立つ?,専門医でも聞きたい皮膚科診療100の質問(宮地良樹),㈱メディカルレビュー社,東京都,2017;30-31

その他

  • 【受賞】Most cited paper 2016 impact factor period JD Award.(Yoko Kataoka Thymus and activation-regulated chemokine as a clinical biomarker in atopic dermatitis. J Dermatol. 41:221-229, 2014)

    Yoko Kataoka

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