前立腺がん

ホルモン療法後に手術を行った40歳代男性

最終更新日
2021年06月28日

NTT東日本関東病院 泌尿器科部長の志賀 淑之(しが よしゆき)先生に、前立腺がんの症例についてお話を伺いました。

ホルモン療法後に手術を行った40歳代男性

こちらの患者さんはPSA検査の結果が100以上と非常に高値で、骨盤リンパ節にも転移がある状態で前立腺がんが見つかりました。ほかの医療機関では手術治療も放射線治療も難しいといわれ、ホルモン療法を行うことを提案されたそうです。当院へはセカンドオピニオン外来でいらっしゃったのですが、年齢が若いこともあり、なんとか手術ができないだろうかと私たちも頭を悩ませました。

半年間のホルモン療法の後に手術を実施

そこで当院では半年間ホルモン療法を行い、PSA値を下げてから手術を行うことにしました。手術は転移のあった骨盤リンパ節も取り除く大がかりなものとなりましたが、手術時間はおよそ2時間半と短時間で、出血量も20ccと少なく済みました。術後の合併症として尿失禁なども見られず、5年以上経過した今でも再発なくお元気に過ごされています。

NTT東日本関東病院

〒141-8625 東京都品川区東五反田5丁目9-22 GoogleMapで見る


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