医療法人社団桐杏会 メディカルパークみなとみらいに所属する医師
婦人科
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メディカルパークみなとみらい 婦人科 院長
主な専門性 不妊症、体外受精、顕微授精、【専門領域】卵子凍結、妊孕性温存、がん生殖、人工授精、不妊治療 、*1) 卵子凍結について 、■治療内容について、卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、若く健康な時期に採取した卵子を凍結保存する医療技術です。まず卵巣を刺激して卵子を育て、採卵手術で卵子を取り出します。その後、凍結処理を施して、将来の使用時まで保存します。必要なタイミングで融解し、体外受精や顕微授精と同じ手順で受精させます。受精卵(以降、受精卵という場合は胚も含意します)は数日間培養した後、子宮に移植し妊娠を目指します。、■起こり得る副作用、・卵巣刺激の際に、腹痛や膨満感、吐き気、嘔吐など、卵巣過剰刺激症候群を引き起こす可能性があります。また、採卵手術による腹腔内軽度の出血、他臓器損傷や感染リスクがあります。、・体外受精では子宮外(異所性)妊娠や多胎妊娠のリスクが高まり、また自然妊娠と比較して早産、低出生体重児、子宮内胎児発育不全、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの周産期合併症が増加する可能性があります。、・顕微授精では通常の体外受精と同様のリスクに加え、一部の研究では染色体異常などの頻度がやや高いとの報告があります。、・胚移植に伴う合併症には、移植時の疼痛、出血、感染などが挙げられます。、■治療に要する期間、通常、月経開始から卵巣刺激を開始し、採卵に至るまでに約1か月程度かかります。事前のカウンセリングと術前採血に1回程度、その後の月経開始から採卵まで2〜3回通院いただく必要があります。卵子は生殖可能年齢まで凍結保存が可能ですが、具体的な年齢には個人差があり、学会で定める上限などはありません。なお、将来の使用時の顕微授精(凍結卵子の場合は顕微授精となります)と胚移植には、さらに2〜3か月程度の期間を要します。その間の通院は2回必要です。、■治療にかかる費用 、初診料および検査代:20,900〜23,900円、採卵:150,000〜300,000円(1年あたりの合計金額です。採卵基本料金、卵巣刺激、採卵手術、採血・通院費を含みます)、凍結:37,300〜365,800円(凍結処理、管理料、再診料を含みます)、※2年目以降、1年ごとに「卵子凍結管理料」として22,000円かかります。 融解:200,000〜500,000円(融解、体外受精または顕微授精、受精卵移植、再診料を含みます)、※2年目以降、1年ごとに「胚凍結管理料」として38,000円かかります。、※実際の費用や期間は、凍結する卵子の数やその他の事情により変動する可能性があります。詳細は医師にご相談ください。、※本治療は保険適用外の自由診療です。公的に有効性・安全性が認められているものではありません。詳細は医師にご相談ください。、*2) 妊孕性温存について、■治療内容について 、がんなどの自己免疫疾患や、子宮摘出を必要とする婦人科疾患などの診断を受けた患者さんが、抗がん剤や放射線治療などで生殖機能が低下し、将来の妊娠が難しくなるリスクに備え、受精卵あるいは受精前の卵子・精子の凍結保存を行います。、【受精卵凍結】体外受精または顕微授精で受精した受精卵を特殊な溶液に浸し、マイナス196度の液体窒素中で凍結・保存。使用時は、融解した受精卵を柔らかいチューブを使って子宮腔内に置いて移植します。、【精子凍結】事前検査で精子の量や濃度を調べた後、射精により(無精子症の方には精巣内精子採取術にも対応)採取した生きた精子を洗浄して保存液と混ぜ、超低温の液体窒素のタンクで凍結・保存。使用時は精子を融解して洗浄し、体外受精または顕微授精を行います。、【卵子凍結】*1) 卵子凍結と同様です。、■起こり得る副作用 、*1) 卵子凍結と同様、受精卵凍結や体外受精・顕微授精も卵巣過剰刺激症候群を引き起こす可能性があります。ほかに、麻酔による合併症、腟壁出血、腹腔内出血、骨盤内炎症性疾患(PID)のリスクもあります。また移植時に痛みや出血を伴ったり、感染したりする場合があります。、精子凍結では、精子採取時のマスターベーションによる出血や感染のリスク上昇はほとんどなく、融解した精子を使用する際の男性自身への合併症のリスクもありません。精巣内精子採取術の場合には、創部痛、発熱、精巣上体炎、陰嚢内血腫などの合併症が生じる可能性があります。、*1) 卵子凍結と同様です。さらに受精卵凍結、精子凍結を行う場合は以下の通りです。、【受精卵凍結】採卵に体外受精または顕微授精と受精卵凍結の手技が加わりますが、基本的に採卵日にパートナーの精子を採取して受精させます。その後は培養室で融解を行いますが、最終的に何個の胚が発生したか確認するために、採卵から1週間後に通院の必要があります。、【精子凍結】マスターベーションで精子を容器に採っていただきますが、凍結処理はその後数時間以内に行います。採精時の所見によっては、数回分に分けて凍結することも可能です。、■治療にかかる費用、【受精卵凍結】凍結受精卵1個:400,000〜1,000,000円(初診料、検査、採卵、体外受精または顕微授精、受精卵凍結、受精卵凍結管理料1年分、受精卵融解、受精卵移植の費用を含みます)。、【精子凍結】凍結精子1本:200,000〜1,000,000円(初診料、検査、精子調整・初期培養、精子凍結、精子凍結管理料1年、精子融解、体外受精または顕微授精の費用を含みます)。、※2年目以降、1年ごとに「精子凍結管理料」として22,000円かかります。、※患者さんの状態により、必要な検査や検査回数は異なることがあります。詳しい検査費用や治療費につきましては、医師にご相談ください、*3) がん生殖について 、■治療内容について 、がんの診断を受けた方が、がん治療を始める前に将来の妊娠の選択肢を残すための治療です。具体的には、女性は卵子や卵巣組織、男性は精子をあらかじめ凍結保存します。当クリニックでは、精子凍結のみを行っております。治療内容は*2) 精子凍結と同様です。、■起こり得る副作用 - *2) 精子凍結と同様です。、■治療に要する期間 - *2) 精子凍結と同様です。、■治療にかかる費用 - *2) 精子凍結と同様です。
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