ふにんしょう

不妊症

最終更新日:
2021年10月11日
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2021/10/11
更新しました
2018/08/09
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治療

不妊症の原因が判明している場合にはその原因に応じた治療が行われ、原因が分からない場合や年齢が若い場合には、より自然な方法から開始し、妊娠しなければより確率が高い治療へステップアップする方法が一般的です。

原因が判明している場合

原因によって治療法が異なりますが、女性側の原因として、たとえば排卵障害に対しては排卵誘発法(排卵誘発剤の内服または注射)によって排卵を促します。子宮内膜症や卵管の通過性が悪い、卵管周囲に癒着がある場合などには手術や体外受精などが検討されます。

クラミジア感染が見つかった場合は、まずカップルで抗生剤により治療します。頸管粘液に問題があるなどフーナー検査が不良であれば、人工授精が実施されます。子宮内膜ポリープや子宮筋腫が原因の場合は、手術が選択されることもあります。甲状腺ホルモン異常がある場合や高プロラクチン血症の場合は、薬剤により適切なホルモンレベルにしていきます。

男性側の原因として、勃起不全には勃起不全治療薬で約8割が改善するとされています。このような治療に加え、タイミング法(医師の指導のもと妊娠に最適な日時に性交する)を行います。

また精液の状態が不良の場合、その程度が比較的軽い人は人工授精、程度が重い人は体外受精・顕微授精が選択されます。造精機能障害に対しては、精索静脈瘤が原因と考えられれば手術が検討されることもあります。

原因が分からない場合

一般的には自然の妊娠に近いタイミング法から開始し、妊娠に至らない場合に排卵誘発法が行われます。それでも妊娠が成立しない場合に、人工授精→体外受精→顕微授精というようにステップアップしていきます。

ただし女性の年齢が30歳代後半以降、特に40歳代の場合は、最初から体外受精・顕微授精を実施することで染色体異常の確率がより低くなるほか、少しでも若い卵子を使用することによって時間と費用のロスを最小限にして早期の妊娠に結び付けることができるといわれています。

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