げっけいふじゅん

月経不順

同義語
生理不順
最終更新日:
2021年05月31日
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2021/05/31
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原因

月経不順の原因には、ホルモンバランスの乱れや卵巣の病気などがあります。ストレス、過度な減量、環境の変化などはもっともよく見られる原因の1つです。自然に改善する場合もありますが、月経不順にはさまざまな原因が考えられるため、異常を感じた場合は自己判断せず、専門医を受診するとよいでしょう。

生活習慣や環境による影響

ダイエットや肥満、ストレス、疲労、環境の変化などがホルモンバランスに影響し、短期的に月経が乱れることは珍しくありません。過度な体重減少や過度なストレスはホルモンを調節する“視床下部”という脳部位に影響し、卵巣機能の障害を引き起こすことがあります。

卵巣の病気

多嚢胞性卵巣症候群は、月経不順の原因として比較的多い病気です。成熟した女性の5~8%に発症するといわれていますが、この病気自体の原因は分かっていません。男性ホルモンの量が増えることにより排卵しにくくなり月経不順や無月経を引き起こすとされています。そのほか、卵巣の腫瘍や、早発卵巣不全(40歳未満で閉経のような症状が起こる病気)などで卵巣機能が低下すると、月経不順になることがあります。

ほかの臓器の病気

脳下垂体は、月経に関わるホルモンを調節するはたらきをしています。脳下垂体に腫瘍ができたり、その腫瘍を手術で取ったりしたことによって、ホルモンのバランスが変わると月経に影響が出ます。また、甲状腺機能の機能が低下した影響でプロラクチンというホルモンが増えることがあり、排卵を障害し月経不順となることもあります。

薬剤や治療の影響

うつ病やパニック障害の治療のために処方される精神安定剤の影響で、プロラクチンが高まり、排卵が止まることがあります。また、抗がん剤治療や放射線治療、卵巣の手術の影響で、卵巣機能が低下して排卵が障害され月経不順となることがあります。

その他の原因

月経が止まる原因として妊娠や閉経がありますが、これらは自然な変化であり病気ではありません。また、初めての月経から数年間は排卵周期が定まらないことも多く、月経不順があっても正常の乱れの範囲内といえる場合もあります。一方、月経不順だと思っていたものが、実は月経ではなく不正出血(月経以外の性器出血)である場合があります。不正出血では、ポリープや子宮の腫瘍、血液凝固異常などほかの病気が隠れている場合がありますので、心当たりがある場合は病院で診察を受けるのがよいでしょう。

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