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Uterus
閉経
加齢とともに卵巣の活動性が次第に低下し、月経が永久に停止することを閉経といいます。日本人女性の平均閉経年齢は49.5±3.5歳、中央値は50.54歳と報告されています。40歳より前に閉経が起こる...
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子宮

閉経へいけい

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

加齢とともに卵巣の活動性が次第に低下し、月経が永久に停止することを閉経といいます。日本人女性の平均閉経年齢は49.5±3.5歳、中央値は50.54歳と報告されています。40歳より前に閉経が起こる場合を早発閉経といいます。閉経の年齢には大きな幅があり、40歳代から閉経する方もいれば60歳ころまで月経がみられる方もいます。また、閉経前後5年間を更年期といいます。この期間に現れる多種多様な症状のなかで器質的な変化によらない症状を更年期症状といい、それらの症状のなかで日常生活に支障をきたす病態を更年期障害といいます。

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原因

卵巣には原子卵胞という成熟卵胞の元になる幼若な卵胞がありますが、この数は胎児期に約700万個となり出生時には約200万、初経期に約30万と減少し、30台後半には約25,000個となり、その後急速に減少し50歳ではほぼ消失します。これにともなう卵巣からのエストロゲンの減少・欠乏により閉経が起こります。 閉経に至る年齢は初経の年齢や人種、妊娠の回数、経口避妊薬(ピル)の使用などとはあまり関連しないと言われています。 また、卵巣機能の低下によるホルモン分泌の低下は更年期症状の原因ともなります。 しかし更年期症状は卵巣機能低下だけではなく、社会的要因や心理的要因もその原因となります。社会的要因とは患者さんを取り巻く環境です。具体的には子供や夫などの家族との関係、親の介護、自身の仕事、人間関係などもその発症に影響を与えるといいます。また心理的要因(真面目・几帳面な方など、性格面の特徴)も更年期障害の発症とは関連があるとされます。

症状

閉経すると月経による出血はなくなります。(閉経後に性器出血が合った場合には一度産婦人科を受診する事をお勧めします。) 閉経にともない現れる症状には以下のようなものがあります。いずれもエストロゲンの分泌の低下によるものです。エストロゲンは元々全身組織で様々な影響をもつホルモンであるために、その減少による症状は多岐にわたります。 ・更年期障害(肩こり・易疲労感・頭痛・のぼせ・腰痛・発汗など) ・脂質異常症 ・動脈硬化 ・心血管疾患(高血圧/心筋梗塞/狭心症/脳梗塞) ・骨粗鬆症 ・泌尿器/生殖器の萎縮 ・そのほか

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検査・診断

12か月以上の月経がなければ閉経を迎えたと診断します。また、子宮を摘出した後などで月経症状による判断ができない場合には、「血中卵胞刺激ホルモン(FSH)値が40mIU/mlかつ、血中エストロゲン値が20pg/ml以下」であれば閉経後であると判断します。 ただし、血中のFSHやエストロゲンの値の変化は様々なパターンがあるといわれ、これらの値をもとに閉経がいつごろ来るのかを予測するのは難しいといわれています。ほかにも抗ミュラー管ホルモン(AMH)という、卵巣の予備能の指標であるとされるホルモンを計測することにより閉経(特に早発閉経の診断に)を予測するということも試みられているが、未だしっかりとした診断基準はできあがっていません。

治療

エストロゲン欠乏を補う目的でエストロゲン・プロゲスチンを投与する療法をホルモン補充療法(HRT)といいます。 HRTの目的にはエストロゲンの減少/欠落に基づく症状を緩和・予防することにあります。更年期症状・骨粗鬆症・泌尿器や生殖器の症状の緩和(萎縮性膣炎や膣内乾燥、性交通など)などが期待できます。 ただし、乳がんや子宮体がんの前がん病変である子宮内膜増殖症、原因不明の子宮出血といった、エストロゲンにより悪化する可能性のある悪性腫瘍の有るほうは使うことができませんし、血栓静脈炎/血栓症や肝機能が有る場合も投与は避けます。 また子宮筋腫や子宮内膜症、重度の高血圧や糖尿病、子宮体癌の既往に対しても薬剤の投与は慎重でなければいけません。 またホルモン剤を使用しない治療もあり、特に更年期症状に対して漢方療法は特に広く使われています。当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸の3剤は特に更年期症状に対して広く使われています。

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