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睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群 (SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っているときに呼吸停止または低呼吸の状態になる疾患です。寝ている間に症状が現れるという特性上、睡眠時無呼吸症候群...
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睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこうきゅうしょうこうぐん)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

睡眠時無呼吸症候群 (SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っているときに呼吸停止または低呼吸の状態になる疾患です。寝ている間に症状が現れるという特性上、睡眠時無呼吸症候群を発症していても自覚されていない方が多く、日本国内での潜在患者数は200~300万人に上ると推定されています。近年では、その発症の一因として肥満が挙げられることから、生活習慣病の一つとして取り上げられる機会が増えてきています。また、トラックや長距離バスの運転手、電車の運転士などがこの病気になると危険であるという認識が広まり、国土交通省を中心に積極的な対策が行われています。睡眠時無呼吸症候群は、日中の活動に様々な影響を及ぼすだけでなく、高血圧や心血管系障害の発症や悪化につながることも報告されています。

詳しくは、こちらの記事も参照ください。
https://medicalnote.jp/contents/160328-010-VG

原因

睡眠時無呼吸症候群は「閉塞性(OSA)」と「中枢性(CSA)」に大別されます。閉塞性の場合、気道がふさがってしまうことで発症します。具体的には、肥満による首周りへの脂肪のつき過ぎ、扁桃の肥大、アデノイド(鼻の奥とのどの間にある咽頭扁桃と呼ばれるリンパ組織の肥大)、気道への舌の落ち込みなどが挙げられます。また、骨格的な要因も考えられます。下顎が小さいと、舌が入るスペースが狭く、舌が後ろに落ち込みやすくなるといわれています。また、骨格が小さいと、少し脂肪がついただけでも気道が塞がれやすくなります。特に日本人は欧米人と比べ、それほど太っていなくても睡眠時無呼吸症候群になりやすいといわれています。その背景として、遺伝的に下顎が小さいことが関係していると考えられています。一方、中枢性の場合、脳による呼吸のコントロールがうまく効かなくなることが原因となります。


以下の記事もそれぞれ参照ください。
https://medicalnote.jp/contents/160822-003-NE
https://medicalnote.jp/contents/160328-010- VG

症状

医学的に、無呼吸とは気道の空気の流れが10秒以上止まった状態と定義されます。無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上確認されると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。この無呼吸症状は睡眠中の出来事のために自覚が難しく、家族など身近な人に指摘されて発覚する場合が多く見受けられます。自覚されやすい症状としては、日中の強い眠気やいびきが挙げられます。これらに加え、大きな特徴として夜間の頻尿が挙げられます。男性の場合、加齢により前立腺肥大を伴う方が多く、夜間の頻尿に疑問をもたれないことがあります。しかし、昼間の頻尿あるいは排尿障害がないにもかかわらず、夜間頻尿がある場合には注意が必要です。また、無呼吸状態による体内の酸素不足から起床時に頭痛を感じることもあります。その他、夜間の中途覚醒、集中力・記憶力の低下、口が渇くなどの症状が挙げられます。


以下の記事もそれぞれ参照ください。
https://medicalnote.jp/contents/160822-003-NE
https://medicalnote.jp/contents/160328-010- VG

検査・診断

初めに、簡易検査にてスクリーニングを行います。血液中の酸素濃度を調べるパルスオキシメータと呼吸のセンターを装着し、睡眠時の呼吸状態を確認します。簡便な検査のため、自宅で実施することも可能です。
簡易検査で睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、1泊入院して終夜ポリソムノグラフィー(Polysomnography; PSG)検査を行います。脳波・眼電図・筋電図から眠りの深さや睡眠の質といった詳細を判定すると同時に、口鼻・胸部・腹部の呼吸運動センサーで呼吸の状態を判定します。睡眠中の無呼吸(10秒以上の呼吸停止)、あるいは低呼吸(呼吸による換気が通常の半分になっている状態が10秒以上)の状態を確認し、1時間あたりの回数をもとに診断に利用されます。


詳しくは、こちらの記事も参照ください。
https://medicalnote.jp/contents/160822-003-NE

治療

睡眠時無呼吸症候群の治療としては、生活習慣の改善、マウスピースの使用、持続陽圧呼吸療法(CPAP)・外科的手術が挙げられます。睡眠時無呼吸症候群はその原因の1つに肥満が挙げられ、生活習慣との関係が指摘されています。生活習慣を改善し、体重を減らすことで無呼吸が改善する場合があります。必要な方には、寝酒の禁止、枕の高さの調整、側臥位寝の推奨などの指導が行われることもあります。症状が軽度の場合、マウスピースの使用でいびきの解消や気道閉塞の改善が認められることがあります。症状が中等度以上の場合、持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure;CPAP)が選択されます。CPAP療法は、睡眠の際にマスクを装着し、鼻から空気を送り続けておくことで気道を開く方法です。CPAP装置をレンタルし、自宅にて継続的に使用・治療を行うことができます。小児の場合、扁桃肥大・アデノイドが原因であることが多く、外科的手術が適応となることがあります。


以下の記事もそれぞれ参照ください。
https://medicalnote.jp/contents/160822-003-NE
https://medicalnote.jp/contents/160328-010-VG
https://medicalnote.jp/contents/160310-009-QV
https://medicalnote.jp/contents/160822-004-VE

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