むげっけい

無月経

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

無月経の原因をまず特定し、可能であればその除去や改善をするのが第一です。たとえば、処女膜閉鎖症や腟閉鎖症が原因であれば、手術によって月経が来るようになります。それらが不可能である、あるいは効果を示さなかったなどの場合、治療法は赤ちゃんを望むかどうかで(挙児希望の有無)変わってきます。

患者さんに挙児希望がある場合は、いわゆる専門的不妊治療=排卵を目的とした治療を行います。妊娠が目的となる治療ですが、排卵を起こすことで結果的に月経が起きるはずです。また、挙児希望がない場合は必ずしも排卵が目的でなくなるので、月経を起こす治療で十分です。上述したように月経は子宮がホルモンに反応して起きる消退出血なので、まずはHolmstrom療法(ゲスターゲン(プロゲステロン)を周期的に内服し血中ホルモン濃度を上げ下げすることで月経を起こす)を行います。

Holmstrom療法を行なっても月経が来ない場合は、Kaufmann療法という、エストロゲンとゲスターゲンの二種類の女性ホルモンを周期的に内服する治療法を行います。男性ホルモン過剰による多毛やニキビが生じている場合は、経口避妊薬(低用量のエストロゲンとプロゲステロンの合剤)の内服 により治療を行なうこともあります。

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