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不妊治療とは? - 概論
晩婚化で子どもを作ろうとする年齢が上昇したことや、不妊症に対する認知度が上がったことにより、不妊治療のために受診される患者さんは年々増えています。それに伴い、実際に不妊治療を受ける方も増加してい...
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不妊治療とは? - 概論

公開日 2017 年 12 月 28 日 | 更新日 2018 年 08 月 27 日

不妊治療とは? - 概論
河村 寿宏 先生

田園都市レディースクリニック 理事長、東京医科歯科大学臨床教授

河村 寿宏 先生

晩婚化で子どもを作ろうとする年齢が上昇したことや、不妊症に対する認知度が上がったことにより、不妊治療のために受診される患者さんは年々増えています。それに伴い、実際に不妊治療を受ける方も増加しています。

今回は、不妊症患者さんの増加原因や不妊治療の概要について、田園都市レディースクリニック理事長の河村寿宏先生にお話しいただきました。

不妊症の患者さんが増加している理由は?

近年、不妊症の患者さんが増加しています。その原因として、

  • 不妊症の認知度向上
  • 卵子に対する知識の普及

といった意識の変化と知識の広がりが関係していると考えられています。

「不妊症」がより認知されてきている

不妊治療を受ける方の増加の原因としては、晩婚化により子供を作ろうとする年齢が上昇していることや、子宮内膜症等不妊になりやすい病気になる方が増えたことも大きいですが、それとともに、ここ数年で比較的早期に病院に来てくれる患者さんが増えたと私は感じています。

以前は、不妊であり子どもができないということを、なかなか表に出すことができず、一人で悩みを抱え込む方も数多くいらしたのではないかと思います。しかし、マスメディア等でも不妊症を取り上げることが増えてきており、また著名人の方々が、不妊であることをオープンにすることも度々あるようになりました。

これらの影響から、一般の方々も不妊という状況は決して珍しいことではないという認識が芽生えたことも事実でしょう。さらに、保険適用にはなっていないものの、体外受精等の高度生殖医療(生殖補助医療)に対して公的な助成金制度が創設され、助成金交付の条件も患者さんがより治療を受けやすいように緩和されてきたことも原因と思われます。

最近では企業が独自に不妊治療費用の援助をするところも出てきています。このように、社会全体のなかで不妊に対する意識が変化してきたことが、赤ちゃんができにくい方々が検査、治療のために受診する機会を増やしていると思います。

 

助成金について詳しくはこちら

「卵子は老化する」という知識の普及

不妊で病院を受診する患者さんが増加した背景として挙げられるもうひとつの理由は、加齢に伴い卵子の数は減少し、質は低下していくという知識が広まったことです。以前まで日本では、避妊や性病についての知識は教えられてきましたが、加齢に伴い卵子が老化し、妊娠が困難になっていくという大切なことは一切教えられていませんでした。

しかし、数年前に放映されたTV番組で卵子老化の現実というテーマを取り扱われたところ、いろんなマスメディアでもこのことが取り上げられ、その知識が世間一般に広まる契機になったのだと思います。それ以降、30歳後半から40歳代の方はもちろん、それ以前の年齢の方でも不妊を心配した場合は、早期に不妊の検査・治療を開始するようになったのではないでしょうか。

 

卵子の老化について詳しくはこちら

不妊治療の種類

不妊治療の種類は

  • タイミング法
  • 人工授精
  • 体外受精等の高度生殖医療(生殖補助医療)

などの治療法があります。タイミング法は排卵日を推測し、タイミングを指導する治療法で、不妊治療のファーストステップです。そして、タイミング法では上手くいかなかった患者さんや、年齢が高齢で妊娠を急がれる場合は人工授精や高度生殖医療(生殖補助医療)である体外受精、顕微授精、凍結胚移植を実施しています。

 

不妊治療の種類について詳しくはこちら

不妊の原因は女性にある場合と男性にある場合がある

以前まで、不妊の原因は女性側にあると考える方が多数でした。しかし、WHOの調査によると、女性のみに原因がある場合は41%、男性のみは24%、男女双方に原因があるのは24%ということがわかりました。

女性の主な不妊の原因は

  • 卵子の老化
  • 卵管の異常
  • 排卵障害
  • 子宮の異常
  • 頸管粘液の異常
  • 免疫の異常

などが挙げられます。

男性不妊の主な原因は

  • 造精機能障害
  • 性機能障害
  • 精路閉塞障害

の3つです。また、喫煙や加齢も不妊に関係しています。

 

不妊症の治療 -体外受精胚移植(IVF-ET)について詳しくはこちら

不妊治療を行っている人数(割合)は年々増加

不妊治療を実施している方がどのくらいいるのかというはっきりとしたデータはありません。しかし、治療周期数の増加などからみると、人数が増加していることは確かです。また、不妊を心配する夫婦の割合や実際に不妊検査を受ける方の割合も増えているというデータもあります。

 

不妊治療を行っている割合について詳しくはこちら

不妊治療が成功する確率は?

不妊治療により妊娠する確率は、治療方法により異なり、1年以上自然妊娠に至らなかった夫婦がタイミングにより妊娠する確率は毎月5%以下です。そして、人工授精では数%から10%ほどであり、高度生殖医療(生殖補助医療)により妊娠する確率は、34歳以下では約40%、40歳以上では20%から10%台となります。

 

不妊治療の成功率について詳しくはこちら

不妊治療の費用

不妊治療で保険の適用となる治療はタイミング法です。その他の人工授精や高度生殖医療(生殖補助医療)は保険適用外となっています。

治療費の目安は以下のとおりです。

タイミング法…数千円~1万円台

人工授精…2万円から3万円

体外受精胚移植…最低30万~40万円(顕微授精や胚盤胞培養、胚凍結が加わると50~60万円以上)

同じ治療法であったとしても、施設により金額は異なるため、事前に確認することが重要です。

 

不妊治療の費用について詳しくはこちら

不妊(症)治療で知っておきたいこと

不妊治療中の夫婦

日本産科婦人科学会の不妊(症)の定義では、1年間妊娠することがなかった場合とされています。しかし、年齢と共に妊娠率は低下していくため、高年齢の方(女性の年齢が35歳以上)が妊娠・出産を望まれるのであれば、1年待たずになるべく早い段階で始めることが重要です。

また、不妊治療の副作用・合併症の一つとして、多胎の頻度の増加が挙げられます。一般不妊治療では排卵誘発剤の使用により複数の卵子が排卵することで、多胎になる頻度が増加します。体外受精や顕微授精では、複数の胚を同時に子宮内に移植することが原因です。しかし、近年は、移植する胚を原則的に1個に制限する対策がとられているため、多胎の頻度は以前より大幅に低下しています。

 

不妊治療のFAQについて詳しくはこちら

 

なお、受診を決めている方は以下予約専用ダイヤルにてお問い合わせいただけます。

≪田園都市レディースクリニック予約専用ダイヤル≫

受付時間:月〜金:9:00〜18:00 、土:9:00〜17:00 、日:休診

045-988-1124

  • 初診の方もこちらのお電話でご予約いただくことが可能です。
  • お問合わせの際はメディカルノートのこちらの記事を見た、とお伝えいただくとスムーズです。

東京医科歯科大学を卒業後、東京医科歯科大学医学部付属病院、賛育会病院、日産厚生会玉川病院産婦人科などを経て、2000年より不妊治療専門施設である田園都市レディースクリニックを開院。「不妊に悩む患者さんの望みを叶えてあげたい」という思いのもと、神奈川県内でもトップクラスの高水準の不妊治療を提供している。

田園都市レディースクリニック: http://www.denentoshi-lady.com/

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