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不妊症の治療 -受精卵(胚)の凍結保存と凍結胚移植

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2018/08/27

2018 年 08 月 27 日
更新しました
2017 年 12 月 28 日
掲載しました
不妊症の治療 -受精卵(胚)の凍結保存と凍結胚移植
河村 寿宏 先生

田園都市レディースクリニック 理事長、東京医科歯科大学臨床教授

河村 寿宏 先生

近年、高度生殖医療である体外受精、顕微授精、凍結胚移植により生まれた子どもは、年々増加傾向にあります。なかでも、凍結胚移植を選択する患者さんが増えています。凍結胚移植とは、受精卵を採卵周期に子宮に戻す(新鮮胚移植)のではなく、一度受精卵を凍結した後に移植するという方法です。新鮮胚移植と比較すると凍結胚移植の妊娠率は高くなります。

今回は凍結胚移植について田園都市レディースクリニック理事長の河村寿宏先生にお話しいただきました。

凍結胚移植とは?

新鮮胚周期で移植しなかった受精卵(胚)を凍結保存したのち必要に応じて融解して使用することがあります。これを凍結(融解)胚移植といいます。凍結保存胚があれば、再度採卵をする必要がなくなり、患者さんの肉体的・経済的負担の軽減につながります。また、残りの胚は2人目を望む際のために、そのまま凍結保存しておくことも可能です。

高度生殖医療で生まれた4人中3人以上が凍結胚移植から

2015年の1年間で、日本で体外受精、顕微受精、凍結胚移植により生まれてきた子どもは51,000人を超えています。凍結胚移植により生まれた子どもが40,000人強であり、日本においては体外受精児の約8割が凍結胚で生まれている計算になります。

凍結胚移植から生まれてきている赤ちゃんの数
現在日本で生まれてくる体外受精の子どものうち約8割は、凍結胚移植から生まれてきている(日本産科婦人科学会より)

受精卵(胚)の凍結保存はどのようなときに行われるのか

採卵周期の子宮の環境が受精卵の着床に適していない場合や、排卵誘発剤の使用による卵巣過剰刺激症候群を回避する目的がある場合には、受精卵(胚)を移植せず全胚凍結することがあります。また、採卵した周期で胚を子宮に戻し(新鮮胚移植といいます)、余剰胚がある場合はそれらを液体窒素中に凍結保存します。

卵巣過剰刺激症候群…排卵誘発剤により卵巣が腫れ上がり、お腹や胸に水がたまるなどの症状が起きること。
 

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