クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
Noimage s500x350
男性不妊
男性不妊とは、不妊の原因が男性に同定できるもののことを指します。不妊の原因には、男性に原因があるもの、女性に原因があるもの、両者に原因があるものがあり、不妊の40~50%は男性側が関与しているも...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません

男性不妊だんせいふにん

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
閉じる

概要

男性不妊とは、不妊の原因が男性に同定できるもののことを指します。不妊の原因には、男性に原因があるもの、女性に原因があるもの、両者に原因があるものがあり、不妊の40~50%は男性側が関与しているものが占めているといわれています。

男性不妊の原因のうち約80%は、精子が正常に作ることができない造精機能障害によるもので、精巣の中で運動性が良好な精子をつくる機能が低下していると考えられています。しかし検査してもよくわからないこともあるため、男性不妊の半数以上は原因不明といわれています。

近年の研究から、喫煙、加齢、アルコール摂取、心理的ストレスなどが男性不妊のリスク因子として関わっていることが明らかになってきました。ほかにも肥満、高温環境、スマートフォンなどの電磁波なども、精子の質を低下させる要因として報告されているものがあります。

このような結果から、生活習慣の改善は、男性不妊を考える上でとても重要であるといえます。

原因

精子は精巣で産生された後、尿道から射精されることになります。男性不妊とは、この過程のどこかにおいて障害が存在する状態です。

男性不妊には、精巣で質のよい精子が産生されない造精機能障害、精子の通り道が閉塞している精路通過障害、射精障害や勃起障害などの性機能障害などがあります。これらのうち男性不妊の原因として最も多いのは、精子が正常につくられない造精機能障害です。

精子は、精液の量、精子の濃度、精子の運動性、精子の形態などでその質を判定されます。しかし、実際に何が精子を造る機能を低下させている要因となっているのか、具体的に特定できるケースは多くなく、約半数は原因不明と考えられています。

近年では、不妊に関与する因子として、喫煙、加齢、アルコール摂取、心理的ストレスなどが関わっていることが明らかになっています。なかでも心理的ストレスによる男性不妊についての重要性が強調されることもあります。心理的ストレスによる負荷が大きくなると、体の内分泌系の機能に異常をきたし、下垂体からのテストステロンの分泌が低下しするようになります。そのため精子の形成に影響を及ぼし、結果として造精機能の低下に至ると考えられています。

症状

日本産婦人科学会によると、不妊とは妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず一定期間妊娠しないものであり、この一定期間は1年というのが一般的であると定義されています。

その約半数に関与していると考えられる男性不妊では、自覚症状を伴わないことが多いのですが精索静脈瘤などが原因となることもあるため、陰嚢に血管のこぶが浮き出ていることがあります。また、ホルモンの分泌異常によって、精巣サイズが小さくなったり、性欲の低下や勃起障害などの症状をともなったりすることがあります。また、正常に射精ができないなどの症状をともなうこともあります。

検査・診断

男性不妊では、性交渉などに関連した問診や身体診察を詳細に行うことになります。男性不妊の原因は多岐に渡るため男性ホルモンを含むホルモン検査、精子の量などをチェックする精液検査、精巣の大きさを調べる超音波検査など、各種検査を実施します。

その他、問診や身体診察において基礎疾患が疑われる場合には染色体検査や遺伝子検査、などが行われます。こうした検査の検査を組み合わせて、基礎疾患の有無や精子の質の評価などをしたうえで、治療方針の決定などを行います。

治療

男性不妊の原因によっては、薬物治療や手術治療などで治療可能な場合もあります。例えば精索静脈瘤の場合は、手術で精液所見の改善が期待できる場合があります。また、閉塞性無精子症では、精子の通り道を再建して精液中に精子が出現するようになることもあります。また、閉塞性・非閉塞性ともに無精子症の場合、精巣から精子を回収する手術(TESEと呼ばれます)によって顕微授精を行うことが可能になることがあります 。薬による治療方法では、精子を形成するために必要なホルモン(FSH、LHなど)が不足していれば、ホルモンの補充療法が行われることもあります。その他、漢方薬やビタミン、抗酸化剤などを用いることもあります。

男性不妊の原因と思われる要因を特定・解消して精液所見が改善することにより、不妊治療の負担が軽減できる場合があります。ひとつの例としては、体外受精と人工授精です。体外受精をしなければいけなかったカップルが治療を受けることで精液検査所見が改善して人工授精で済む可能性もあり、精神的・経済的な負担が減ることがあります。

男性不妊の記事を読む

もっとみる

男性不妊の記事にご協力いただいている医師