だんせいふにん

男性不妊

最終更新日:
2022年11月21日
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2022/11/21
更新しました
2017/04/25
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原因

男性不妊には、大きく分けると“造精機能障害”“精路通過障害”“副性器機能異常”“性機能障害”の4つの原因があります。

造精機能障害

精巣の機能異常によって精子が生産されにくい状態のことをいいます。そのほとんどが原因不明ですが、中には以下のような原因によるものもあります。

視床下部・下垂体障害

脳の障害により男性ホルモンを分泌する機能が低下することによって、精子の形成に影響が及ぶことをいいます。

精巣炎

流行性耳下腺炎おたふく風邪)などに伴って、精巣が痛みを伴いながら腫れてくることをいいます。精巣炎の治癒後、精子数の減少をきたすことがあります。

精索静脈瘤

精巣から心臓へと戻る血液に逆流が生じることにより、血管にこぶのように膨れてしまうことをいいます。男性不妊のおよそ30%を占めるともいわれる病気で、時に陰嚢(いんのう)内に生じたこぶを自覚したり、痛みが生じたりする場合もあります。

停留精巣

生まれつき精巣が陰嚢に下降しきっていない状態を指します。生後6か月までに自然に正しい位置まで下降することもありますが、それ以降は自然に下降することはありません。

染色体異常

染色体の異常によって精巣の形成が障害され、うまく精子が作られない場合があります。

精路通過障害

先天性の病気や、精子の通り道である精巣上体に細菌が入り込むことによって起こる“精巣上体炎”などによって、精子の通り道が塞がれるなど、精子が精液に含まれにくくなることをいいます。

時にヘルニアの手術後に起こることもあるほか、いわゆるパイプカット術による不妊も意図的に精路通過障害を引き起こしている状態となります。

副性器機能異常

主に精巣上体・前立腺・精嚢などが炎症によってうまく機能しなくなることをいいます。

性機能障害

精液や精子の形成には特に問題がないものの、勃起障害などの性交障害、射精障害などがあり、精子が女性の生殖器に到達できない状態を指します。

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