検査・診断
男性不妊が疑われる場合、診察のほか血液検査、精液検査、超音波検査、染色体・遺伝子検査などが行われることがあります。
問診・視診・触診
これまでかかってきた病気やパートナーの妊娠・流産の経験、現在の生活状況などについて問診を行います。また、精巣や前立腺など生殖に関わる臓器について異常がないかどうか、視診や触診などで確認します。
血液検査
一般的な血液検査のほか、ホルモンに関する値(血中FSHやテストステロンなど)を確認します。
精液検査
精液を採取して、精子の存在の有無や量について確認する検査です。ただし、精液の内容は健康な人でも変動があるため、検査は複数回行うことが一般的です。
精液内に精子がまったく存在しない場合を“無精子症”、精子の運動率が一定より低いものを“精子無力症”、精子の濃度が一定より低いものを“乏精子症”と呼びます。
超音波検査
生殖に関わる臓器について画像検査を用いて確認します。主に陰嚢内を確認することが多いですが、時に直腸から機器を入れて検査を行うこともあります。
染色体・遺伝子検査
採血による染色体検査を行い、染色体に異常が生じていないかどうか確認します。
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