ししんけいえん

視神経炎

最終更新日:
2017年04月25日
Icon close
2017/04/25
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

原因

視神経は、眼球の後ろにあり、脳と眼球をつないでいる神経で、眼球から得られた視覚情報を脳へと伝達するにあたり重要な役割を果たしています。視神経の表面は、電気的な活動をより効果的に行うために、ミエリンと呼ばれる構造物で覆われています。

しかし、なんかしらの原因をきっかけとしてミエリンが破壊されてしまう場合があり、この現象を「脱髄」と呼びます。脱髄が生じると電気信号が伝わるスピードが著明に低下し、情報伝達機構に障害を認め、その結果、視神経に炎症が生じます。視神経炎には、特発性視神経炎、多発性硬化症に関連したもの、抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎などがあります。

特発性視神経炎は、炎症を起こす原因が明らかでないものを指します。20代以降の女性にみられることが多く、比較的急速な経過から視力障害が起こりますが、基本的には一過性です。しかし視神経炎を繰り返し、かつその他の神経症状を伴うことがあり、多発性硬化症という病気を発症することがあります。

抗アクアポリン4抗体と呼ばれる自己抗体が悪影響を示し視神経炎を来たしている場合、抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎を発症します。アクアポリン4は中枢神経系に多く存在しているため、抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎では視神経を中心とした神経性病変を生じます。その他、SLEシェーグレン症候群などの自己免疫疾患を原因として視神経に炎症を生じます。また、ウイルス梅毒などの感染症が原因となることもあります。
 

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「視神経炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

関連の医療相談が10件あります

※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。