治療
アキレス腱周囲炎では、炎症が生じている急性期には局所の安静を保つことが大切です。
袋に詰めた氷などを使って局所を冷やし、消炎鎮痛剤などで炎症を抑えることも大切です。症状が続く場合には、局所へのステロイド注射も検討されます。
また、ランニングや長時間のウォーキングなどを行っている場合は、局所の安静を保つために一時的に休息することが必要です。
急性期の炎症症状が落ち着き、痛みが軽減したら徐々に運動負荷をあげていきます。ストレッチや筋力トレーニング、正しいフォームで走る、自分の足にあった靴を使用する、テーピングやインソールの使用などの対策も大切です。こうした観点は、再発を防止するためにも重要といえます。
治療せず放置してしまうと、症状が悪化し治療経過が数か月に渡ることもあります。そのため、痛みを自覚した早い段階で医療機関の受診を検討し、治療を継続することが大切です。
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