症状
先天性耳瘻孔は、産まれつき耳の付近に小さな穴があることで気がつかれます。片側だけでなく、両側性に存在することもあります。穴の中から悪臭を伴う白い物質が出てくることがありますが、それ以外は何の症状もなく経過することが多いです。
穴の中で細菌感染を引き起こすこともあります。感染が生じると、穴の周囲が赤く腫れ上がり、膿が排泄されて、痛みを伴います。
頻繁に耳をいじる、ふざけ半分に穴の中にシャープペンなど先が尖ったものを入れる、などの行為により細菌感染症が生じやすくなります。汗を大量にかいて不潔になりやすい夏場に発症することが多いです。何度も感染症を繰り返すと、瘢痕を形成して硬くなることもあります。
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