検査・診断
卵胞嚢胞の多くは内診と経腟超音波検査で診断可能です。卵胞嚢胞と思われる嚢胞が卵巣内に認められ、月経周期と合わせて矛盾がなければ診断となります。
出血性黄体嚢胞や卵巣良性腫瘍と区別が難しい場合、精密検査として骨盤MRI検査を行うこともあります。MRI検査は嚢胞内の液体成分が血液か、透明な水分か、膿かなどを見分ける能力に優れており、超音波検査では見えにくい充実成分(液体ではなく、異常な組織の塊のことで、一般的に何らかの腫瘍病変を疑うサイン)を検出可能です。
MRI検査を実施する際、担当医の判断で造影剤の併用する場合もあります。造影剤とは点滴のようにして血管内に注入する検査用薬剤で、これを併用することで特に腫瘍病変との区別がしやすくなります。
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