治療
検査で唾石を認めても症状がない場合は、そのまま経過観察を続けて自然排出を待つことがあります。感染症を合併しているときには抗菌薬を投与や感染症予防のため口腔ケアを実施します。
口腔内から唾石を触知できる場合は、口腔内を切開して摘出します。口腔内から触知困難な場合、顎下腺唾石症では外切開により顎下腺ごと摘出します。
唾液腺内視鏡が開発されたことで、小さな唾石なら経口腔的に管内を観察、唾石の破砕・回収が可能になりました。しかし、唾液腺内視鏡による治療は石の大きさに限界があること、行える施設が限られていることから、各医療機関で相談が必要です。
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