原因
外傷性胸部圧迫症は、胸に強い衝撃が加わることにより発症します。外傷性胸部圧迫症が生じる具体的な状況としては、
- 将棋倒しに巻き込まれて自分の上に多くの人が乗りかかる
- 土砂災害などに見舞われ多くの土が体に覆い被さる
- 交通事故に遭遇しハンドルと座席の間に挟まれてしまう
などを挙げることができます。
外傷性胸部圧迫症では、胸部に外力が掛かる際、息を止めてしまうことがあります。この動作によって、胸の中の圧力が高くなり、心臓に返ってくる血液が滞ってしまい、顔面や首、頭、眼瞼結膜などに点状出血を生じます。また、全身への血液循環が滞り、酸素の供給と需要のバランスが崩れて窒息することもあります。
医師の方へ
「外傷性胸部圧迫症」を登録すると、新着の情報をお知らせします