たししょう

多指症

最終更新日:
2023年09月28日
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2023/09/28
更新しました
2023/08/24
更新しました
2017/04/25
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治療

多指症では、全身麻酔による手術治療が検討されます。全身麻酔が必要となるほか、乳児の手足の成長は著しく、変化も生じやすいことから、手術はある程度成長を待ってから行われます。症状によって推奨される手術時期は異なりますが、一般的には1歳前後での手術が検討されます。

手術治療

多指症の手術は、過剰な指の形状や正常な指の状態などによって方法が異なります。過剰な指が小さく、ほかの指と骨や関節を共有していない場合には、過剰な指の切除を行うことが一般的です。しかし過剰な指と正常な指が骨や関節を共有しており、大きさや機能もほとんど変わらないという場合などには、2本の指を半分ずつ切除して合わせることにより、1本の指を作り出すこともあります。このような場合、指が正常に動くよう、骨を切って軸を調節したり、腱や筋肉の位置を移し替えたりするなど、複雑な手術が必要となります。子どもに行う手術のため、将来の成長を見越して大きめに指を再建することもあります。

傷跡については目立たないよう配慮のうえ手術が行われますが、爪の変形が生じる場合もあります。その際は、修正手術を行うことにより自然な見た目に整えることが可能です。

術後の注意点

治療後は整容面・機能面ともに改善し、多くの場合で日常生活を支障なく送れます。しかし、中には成長とともに指の変形がみられることもあり、追加手術が検討される場合があります。気になる症状があれば、医療機関の受診を検討しましょう。

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