治療
余剰な趾を手術によって切除します。多趾症の場合は人目に付きづらく、運動機能上もさほど大きなはたらきのない足の第5趾(小指)が多いため、手術の難易度は手の指の手術よりも低いとされています。
しかし、余剰な指を取り除いただけでは趾の運動機能が低下することが考えられるため、趾の運動を司る神経や筋肉の再建が行われます。成長期には残った趾の湾曲や爪の変形が生じることがあり、これらの変形を改善するために追加で手術を行うこともあります。
初回の手術時期は歩行が開始される前の1歳前後が一般的です。筋肉や神経、血管などの細かい再建が必要となるため、ある程度成長を待ってから手術が行われます。しかし、余剰な指が痕跡的な突起物のみである場合には、これらの再建は必要ないため、早めに手術が行われる場合もあります。
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