原因
真性びらん
炎症による表層細胞の破壊が原因であるため、炎症を引き起こすなんらかの要因が考えられます。この要因としては、感染性微生物(細菌やウイルスなど)、物理的刺激(性交や異物など)、化学的刺激(薬剤や精液など)などがあります。
偽性びらん
生理的なメカニズムによるものです。思春期から性成熟期の女性では、体内の女性ホルモンの影響によって、扁平円柱上皮境界(SCJ)という部分が子宮頸管内から子宮腟部側へ露出することで、炎症がなくてもびらんのように赤く見えてしまうのです。ただし、なんらかの原因が加わることで真性びらんが発生することもあり、注意が必要です。
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