治療
可能であれば鉗子を用いて尿道から異物を取り除く処置を行います。膀胱内にまで異物が混入していることもあるため、その場合には全身麻酔下での手術的な摘出も検討されます。
尿道異物が摘出された後も、膀胱内を含めてどこにも異物が取り残されていないかどうかを確認するために、膀胱鏡での確認を受けることも大切です。
尿道異物は、多くの場合自慰行為や性的虐待などの状況と関連して発生しますが、羞恥心が先立つことから現状を詳細に説明するのをためらうことがあります。しかし、こうした問診内容は早期の診断に際して重要であるため、医療機関で状況をしっかりと説明することが大切です。
さらに、医療機関受診までの時間が遅れると異物が尿道に留まらずに膀胱内にまで入ってしまうリスクや尿道や膀胱が強く傷つけられることも懸念されます。排尿に関連した後遺症を残してしまうことも考えられるため、早期に治療を受けることが大切です。
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