きゅうせいかしどうみゃくそくせんしょう

急性下肢動脈塞栓症

別名
動脈塞栓症
最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

発症から血流を再開するまでの時間が非常に重要で、発症してから6時間以内に血流を再開することが、血流が途絶えた部位の細胞の壊死(えし)を防ぐために必要とされています。

抗凝固薬の投与

血液が固まりにくくなる薬剤(抗凝固薬)を点滴で投与します。

血栓除去術

血管内にバルーンカテーテルを入れて血栓を取り除く手術です。

血管内治療

血管内にカテーテルを入れて血栓溶解薬を投与したり、血栓を吸引したりして血流を再開させます。

下肢切断

血流が途絶えた時間が長く、組織の壊死が進行してしまっている場合は、下肢の切断術を行います

下肢切断下肢血流再開による合併症は、血流を再開させた後に、壊死した組織から出た有害物質の影響により再灌流障害(さいかんりゅうしょうがい)と呼ばれる重篤(非常に重い)な合併症を引き起こすことがあります。代表的なのは、腎臓に傷害がおよぶ筋腎代謝症候群や、血流が途絶えた部位が急激に腫れるコンパートメント症候群と呼ばれるものです。

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