ねんえきのうしゅ

粘液嚢腫

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

粘液嚢腫・粘液嚢胞は、健康に悪影響の及ぼすことが少ない良性疾患であり、治療を行わなければいけない病気というわけではありません。

ただし、膨らみが自然に消えることは少ないため、症状がある場合や患者さんが希望する場合には、以下に挙げる治療のいずれかを行います。

保存的治療

穿刺吸引術(せんしきゅういんじゅつ)

注射器でゼリー状の内容物を排出する保存的な治療方法です。麻酔をかける必要はなく、痛みも少ないという特徴があります。

根本的な治療方法ではないため、繰り返し行う必要がありますが、複数回実施することで寛解(かんかい)を得られる例もあります。

穿刺吸引術を行ったあと、少量のステロイド薬を注入することもあります。

・凍結療法

液体窒素を用いて、病変組織を凍結して破壊する治療方法です。治療時に痛みを伴いますが、副作用は少なく安全性の高い方法とされます。

口のなかの粘液嚢胞に行う場合、原因となっている唾液腺も同時に凍結します。

手術

・切除(摘出)手術

局所麻酔をかけ、根治を目的として病変を十分に切除します。ガングリオンに対する治療の場合は、再発を防ぐために、娘シストと呼ばれる小さな嚢胞にも注意を払うことが大切です。また、口のなかの粘液嚢胞に対して行う場合は、原因となっている唾液腺も摘出する必要があります。

その他

このほか、口のなかの粘液嚢胞に対してはレーザー治療を行うこともあります。

また、歯の形状などが原因で粘液嚢胞が生じているときには、原因に対する治療も行われます。

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