症状
指趾粘液嚢腫
手指や足指の甲側に、水ぶくれのような形状の膨らみが生じます。膨らみの内部はゼリー状の粘液で満たされています。
指趾粘液嚢腫の多くは無症状ですが、大きくなると痛みを伴うことがあります。また、爪の付け根近くに形成された場合は、爪に縦方向の溝が入ったり、変形したりすることもあります。
ガングリオン
主に手首の関節付近や親指付け根の腱鞘付近に腫瘤(こぶ)が生じます。腫瘤の大きさは、米粒大からピンポン玉大まで様々です。また、かたさも軟らかいものもから硬いものまで存在します。
多くのガングリオンは無症状ですが、形成された部位によっては手首に走る神経を圧迫し、痛みやしびれ、運動麻痺を引き起こすことがあります。
粘液嚢胞
主に下くちびるや頬の粘膜に、ドーム状の透き通った膨らみが生じます。下顎の内側(口底部)や、舌の先、舌の下面に形成されることもあります。大きさは、5mm以下のものから2cm以上のものまで多様です。ゼリー状の粘液で満たされた膨らみは破れやすく、しばしば潰れて再発を繰り返します。
一般に、口底部に生じた大きな粘液嚢胞のことを「ガマ腫」と呼びます。
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