治療
孤立性、多発性ともに無症状であれば特別な治療はせず経過観察となります。
周辺臓器の圧迫による症状がみられたり嚢胞内で出血や感染を起こしたりしている場合には、嚢胞に針を穿刺し、嚢胞液を排液する治療を検討します。また、この治療後に嚢胞液が再びたまることがあるため、再発予防の目的で嚢胞液を排液後にエタノールやミノサイクリン塩酸塩を注入することもあります。
このほか、症状の重さや日常生活への支障度によっては、肝切除術や腹腔鏡による嚢胞壁切除術が行われます。日常生活が大きく損なわれる場合は肝移植の手術が検討されます。
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