治療
膀胱憩室では、症状や膀胱逆流、腫瘍の存在などを判断して治療方針が決定されます。無治療のまま経過観察が選択されることもありますし、手術的な治療介入が取られることもあります。手術の場合は開腹して憩室自体を切除することも行われていましたが近年は内視鏡で(経尿道的に)憩室の粘膜を焼いて萎縮させたり、憩室の出口を大きく切開して膀胱の一部にしてしまう(部屋をなくしてしまう)術式が行われています。また、感染症を起こしている場合には、抗生物質の使用も必要です。
憩室内に腫瘍がある場合、憩室の壁が薄いため経尿道的な切除では穿孔(穴が空いてしまうこと)のリスクもあります。大きな腫瘍の場合には開腹して腫瘍のある憩室ごと取ってしまうこともあります。
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