症状
薬剤使用中に耳鳴りや耳の閉塞感などが生じます。難聴が生じても、アミノグリコシド系抗菌剤や白金製剤では日常生活では使用頻度が高くない高音領域の音が特に聞こえにくくなるため、難聴よりも上記の耳の症状が先行します。ループ利尿剤やサリチル酸製剤では低音領域から高音領域全般に難聴が生じます。
聴力低下を反映する症状として、体温計のアラーム音や電子レンジの音などが聞こえにくくなる、といった状況を例に挙げることができます。
また、聴力の低下に周囲の人が気づくきっかけとして、下記のような状況が考えられます。
- 聞き返しが多い
- テレビの音が大きくなった
- 声をかけても振り向かない
など
医師の方へ
「薬剤性難聴」を登録すると、新着の情報をお知らせします