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電気性眼炎

最終更新日:
2018年09月05日
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2018/09/05
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概要

電気性眼炎とは、紫外線を原因として引き起こされる目の障害のことを指します。

紫外線の影響によって皮膚に日焼けが生じるように、目に影響が生じた状態を電気性眼炎と呼びます。発症すると目の強い痛みや腫れなどの症状が現れます。

基本的に一過性の経過で改善することが多いですが、サングラスを着用したり、長時間紫外線を浴びることを避けたりすることが大切です。

原因

電気性眼炎は、紫外線が原因で起こります。太陽からはUVAやUVB、UVCと呼ばれる紫外線が放射されていますが、オゾン層の影響から地上にはUVAやUVBが到達します。

そのため、UVAやUVBといったタイプの紫外線に目が暴露されることで、電気性眼炎が引き起こされることが多いです。

主に太陽の光が原因となるため、スキーやマリンスポーツなどに関連して発症することがあります。

そのほかにも、溶接工や殺菌灯、日焼けブースなどが原因となり電気性眼炎が引き起こされることもあります。

症状

電気性眼炎を発症すると、以下のような症状が現れます。

  • 目の強い痛み
  • 充血
  • 涙目
  • 目の腫れ

など

さらに、過敏性が生じるため目をうまく開けることができなくなったり、目の違和感やものが歪んでみえる感覚、一時的な視力低下やまぶたの震えなどの症状が現れたりすることもあります。

電気性眼炎は、紫外線に暴露されてから数時間から半日ほど経過してから発症します。たとえば、日中にスキーやマリンスポーツなどをした日の夜に発症することがあります。

紫外線による影響は基本的には数日の経過で改善します。

検査・診断

電気性眼炎は、紫外線を大量に浴びることを原因として生じます。そのため、紫外線を浴びるような状況にいたという情報は診断に有用です。

検査としては、目の表面に生じた傷を確認するために、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査が行われます。

この際、フルオレセイン染色と呼ばれる染色を併用し、角膜の傷をより詳細に評価することもあります。

治療

電気性眼炎による目の痛みはとても強いですが、一過性の経過(たとえば一晩のうちに)で改善することが多いです。

その間、目を擦らない、暗い部屋で安静を保つ、コンタクトレンズを使用しないなどの対処方法を取ることが大切です。

痛みに対しての対症療法として、痛み止めを使用することもあります。そのほかにも、目の感染症が疑われる場合には、抗生物質の使用が検討されます。

また予防策として、サングラスを着用することや、一定時間経過したら紫外線に暴露される状況を中断することも大切です。

 

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