皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下脂肪組織の3層構造をしていますが、表皮と真皮の間には基底膜という、タンパク質でできた互いを接着する構造があります。同時に表皮の細胞同士もしっかりくっつき合っており、全体として強いつながりを持っています。
類天疱瘡では、この基底膜に存在するタンパク質に対する自己抗体が産生され、皮膚が脆弱(ぜいじゃく)(弱くもろくなる)になります。そのため、日常での些細な外力が原因となり、水ぶくれなどを起こすようになります。
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