症状
大部分は無症状であり、健診で偶然発見されることが多いです。しかし、腫瘍が5㎝以上になると物を飲み込んだときに、つかえ感や不快感、前胸部の異物感を覚えることがあります。特に食道非上皮性腫瘍でもっとも多い食道平滑筋腫は、食道の下部にできることが多いため、食道の通過障害による胃部不快感や嘔気が生じやすいです。
食道内腔ではなく、外壁に向かって成長するタイプの腫瘍では、腫瘍が食道から飛び出して他の臓器を圧迫することがあります。たとえば、腫瘍が食道の前面にある胸骨を圧迫することがあり、胸骨痛を引き起こします。
悪性腫瘍の場合には腫瘍が潰瘍化して出血を生じやすく、脳や肝臓への転移、腹膜播種を生じることもまれではありません。
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