治療
高血圧性網膜症の原因は高血圧であるため、高血圧に対する治療を行うことが大切です。適切な運動や食事療法などに加えて、降圧薬の使用も検討します。降圧薬としては、アンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、カルシウム受容体拮抗薬などがあります。
高血圧による眼底病変が重篤になった場合には、光凝固療法と呼ばれる治療法が検討されます。
また、高血圧が他の疾患によって引き起こされていることもあります。腎動脈の異常や内分泌系の異常などを例に挙げることができますが、こうした基礎疾患が存在する際にはカテーテル治療や手術、ホルモン療法など、これら疾患に対する適切な治療を検討します。
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