地域全体で手を取り合い患者さんの健康を守るクリニックを目指す

DOCTOR’S
STORIES

地域全体で手を取り合い患者さんの健康を守るクリニックを目指す

東京・江東区東大島エリアで診療に尽力する山中 弘明先生の医師キャリアストーリー

よし耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科 院長
山中 弘明 先生

医師を志したきっかけ

医師である父の影響が大きかったと思います。父から医師になることを強要されたわけではありませんが、小さい頃から父の働く背中を見て、医師という職業に憧れがありました。そして、私が中学生のときに姉が医学部に進んだことで、自分の将来の職業の選択肢としての“医師”がより現実的なものになりました。

また、中学・高校とカトリック系の学校で学んだことも影響していると感じています。学生生活の中で、人に尽くす気持ちや人に貢献することの大切さといった私の根っこが培われ、「職業としての医師」のやりがいも強く感じるようになりました。

耳鼻咽喉科を専門にした理由

父は耳鼻咽喉科(じびいんこうか)の医師ではありましたが、私は最初から耳鼻咽喉科を志していたわけではなく、大学で医療について幅広く学ぶうちに、次第に父と同じように耳鼻咽喉科の魅力にのめり込んでいきました。人間の五感は視覚(見る)、聴覚(聞く)、味覚(味わう)、嗅覚(嗅ぐ)、触覚(皮膚で感じる)ですが、耳鼻咽喉科はその中でも聴覚、味覚、嗅覚の3つの感覚に関わります。これらは人間の生活の質に大きく関わる感覚であり、医師として患者さんに介入することでその方の人生の質を大きく改善できることに喜びを感じるようにもなりました。

また、耳鼻咽喉科は医師としてとてもチャレンジのしがいのある分野だと感じたことも大きな理由の1つです。多くの方は耳鼻咽喉科を1つの臓器を診るような内科診療の一部と捉えがちなのではないかと思いますが、実際には鼻、耳、喉といったまったく異なる部位で多様な病気があり、時には外科的な手術が求められます。そのため幅広い知識はもちろん、各部位ごとのさまざまな手技の習得も必要となります。こうした難しさに挑むことは大変ではありますが、自分の成長が患者さんへの価値提供にもつながっていくことに大きなやりがいを感じるようになりました。

江東区東大島エリアの患者さんへ

耳鼻咽喉科の診療範囲はとても幅広いので、耳、鼻、喉の症状のほか、首から上の症状(目、脳を除く)であれば、お気軽にご相談ください。鼻炎や花粉症などのアレルギー性の病気、めまいや耳鳴りといった耳の症状、さらにはひどいいびきで眠れないなど、呼吸に関わる症状もご相談可能です。いびきの問題はCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)で改善することもありますし、アレルギー疾患は花粉症の薬を処方するだけではなく、根本的な体質改善を目指す舌下免疫療法などを行うことがあります。
治療に向けては、患者さんが自身の病気や治療法について理解することが重要だと考えています。そのため、病気や治療法に関する情報提供も積極的に行っておりますので、ぜひ当院のホームページもご覧ください*

耳鼻咽喉科系の病気は治療によって症状が改善、完治するものもありますが、先天性の病気や、改善はできても完治は難しく、継続的に病気と向き合っていかなければならないケースがあります。そういった人生と向き合わなければならない患者さんと伴走し、病気と向き合うサポートをしていく。そんなクリニックを目指していきたいと思っています。治療方針に関しても、お互いが納得し、同じ方向を向いて病気に向き合える関係でありたいですね。

*よし耳鼻咽喉科ホームページ

地域医療を支える医師コミュニティ

私の専門は耳鼻咽喉科ではありますが、単に自分の専門領域だけを診るのではなく、地域のみなさまに開かれた、この地域にとって必要なインフラの1つとなるクリニックを目指しています。苦痛や痛みを抱え来院される患者さんは、何らかの助けを求めてこちらにいらっしゃいます。ときには、自分の持っている知識や医療だけでは解決できない場合もあるかもしれませんが、その際にも適切なアドバイスを提供できるよう努めています。

たとえば、耳鼻咽喉科系の病気は口腔(こうくう)内(口の中)の環境と密接な関係があることをご存知でしょうか。口腔内の衛生状態やかみ合わせが原因で、耳、鼻の症状が出るケースもあります。こうした歯科的なアプローチが必要な患者さんには、口腔全体を診ることができる、私が信頼している地域内の歯科を紹介することもあります。自分のクリニックだけではなく、地域全体で手を取り合って、みなさんの健康を守れるクリニックを目指しています。

私がこのような考えに至ったのは、この地域に住む方たち自身に興味があるからなのかもしれません。初めて来たときは小さかった患者さんが成長していく姿を見るのは非常に嬉しく思いますし、治療の結果、症状が改善していく過程を見守ることができるのは、医師としても何よりも喜ばしい瞬間だと思います。

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