地域医療の未来を見据えた診療

DOCTOR’S
STORIES

地域医療の未来を見据えた診療

北海道・札幌エリアで診療に尽力する本城信吾先生の医師キャリアストーリー

ほんじょう内科 院長
本城 信吾 先生

医師を志した経緯

北海道千歳市で生まれ、広大な自然に囲まれた恵庭市で幼少期を過ごしました。田舎で伸び伸びと育ちながら、大学進学と自分の将来の仕事を考えたとき、人の力になれるような「立派な仕事」としてイメージしていたのが医師と弁護士という職業でした。高校時代は理系科目が得意であったことから、理系に進むことを決意し、富山大学医学部に進学しました。

消化器内科を専門に選んだ理由

医師としてのキャリアスタートは大学卒業後、麻酔科で4年間勤務しました。麻酔科では薬の効果が目に見えて現れるのが魅力的で、また、新しい術式を学ぶ機会が多いと考え麻酔科を選びましたが、麻酔科の技術を別の分野でも活かしてもっと活躍したいと考えるようになり、消化器内科に転科しました。

消化器内科を選んだ理由には「がん」の早期発見に対する強い思いがあります。日本人の死因順位の第1位が悪性新生物、つまり「がん」で、その中でも胃がんや大腸がんなどの消化器内科に関連するがんのり患率がもっとも高いということをみなさんはご存知でしょうか。これらのがんを早期に発見することが、日本の患者さんの命を救う鍵となると考えました。

その中でも内視鏡検査は、いち早く「がん」を発見する有効な手段であり、私自身がその重要性を強く感じていました。消化器内科は内視鏡技術の進歩が著しく、常に新しい知識や技術を学び続ける必要があります。この分野の進化についていくことで、自分自身の医師としての成長を実感できることも、この専門を選んだ大きな理由の1つです。

また、内視鏡検査では自身の麻酔科医師としての経験が生かせると感じました。内視鏡検査で過去に痛い思いや苦しい思いをして検査から遠ざかってしまった、そのような方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、私自身も胃カメラの検査に苦手意識があり、そのお気持ちが文字通り痛いほど分かります。しかし、適切な麻酔の処置をすれば患者さんに苦痛を与えず、安心して検査を受けていただくことができると考えています。過去にピロリ菌に感染したことのある方は、治療後であっても胃カメラなどによる定期的な検診が推奨されていますし、健康診断で血便があったり便潜血で陽性となった方にも大腸カメラでの精密検査が推奨されています。また、お腹の調子を崩しやすい方も、加齢とともにがんのリスクが増していきますので、一度検査を受けて自分の体の状態を正しく知っていただくことが大切かと思います。消化器関連のがんの早期発見を目指していくために、多くの患者さんに検査の重要性を伝えていきたいと考えています。

ほんじょう内科の診療理念

ほんじょう内科では、スタッフとの連携を非常に重視しています。スタッフ一人ひとりが患者さんにとって安心できる存在であることが、よい医療を提供するための基盤だと考えています。スタッフの意見を尊重し、共に成長していける環境を作ることで、患者さんにとってよい医療を提供することができると信じています。

新しいスタッフの教育にも力を入れており、業務の効率化や改善にも取り組んでいます。スタッフの自主性を尊重し、彼らが自分の役割に誇りを持って働けるようサポートすることが、結果として患者さんに対するサービスの向上につながると考えています。

医師としての道を歩み始めてから、さまざまな経験を積んできました。患者さん一人ひとりに寄り添い、適切な医療を提供することが私の使命であり、そのために日々努力を続けています。今後も地域医療の未来を見据え、新しい知識と技術を取り入れながら、患者さんに信頼される医師であり続けたいと思っています。

地域の方々が健康で幸せな生活を送るために、私は全力でサポートしてまいります。ほんじょう内科が、地域の皆さんにとって安心できる存在であり続けるために、これからも努力を惜しまず、研鑽を積んでいきたいと考えています。

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