社会医療法人生長会 ベルランド総合病院で取り扱った症例
この病院で治療をした実際の症例について、医師のインタビューを元に作成しています。
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40歳代でステージIVaと診断された直腸がん患者さん
こちらの患者さんは40歳代の男性で、腹痛・下痢・下血などの症状が悪化してきたことをきっかけに受診されて直腸がんが見つかりました。比較的若い患者さんでしたが、発見時には単発ではあるものの肝臓に転移が見つかっており、ステージIVaと診断されました。 直腸がんと肝転移を同時に切除 こちらの患者さんの場合、肝転移が1か所で、しかも肝臓の表面にあり手術で取りやすい位置と判断されました。そのため、直腸がんをロボット支援下手術で切除すると同時に肝転移も腹腔鏡下手術(ふくくうきょうかしゅじゅつ)で切除するという選択を取りました。 手術自体は合計9時間を超える大手術となりましたが、カメラを入れる穴として直腸切除時と肝臓切除時で同様の穴を使用できたことから術後の傷は小さく、合併症もありませんでした。手術でがんをしっかり取りきることができたため、現在は仕事に復帰することもできています。
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膀胱へ浸潤したステージIIIcのS状結腸がん
こちらの患者さんは、S状結腸がんが見つかったときには膀胱に浸潤(しんじゅん)しているステージIIIcの状態でした。膀胱に浸潤している大腸がんの場合、時には膀胱を全摘して人工膀胱の設置が必要となることもあります。しかし、人工膀胱は患者さんが精神的・肉体的ダメージを負いやすいことから、なんとか膀胱を残して手術ができないかどうかを検討しました。 泌尿器科と連携して膀胱を温存した手術が可能 そこで当院ではこちらの患者さんに対し、治療方針の決定から手術、術後の管理まで幅広く泌尿器科と連携して治療を行いました。膀胱鏡を用いた術前の検査で、膀胱を全摘しなくても部分切除すればがんが取り切れそうだということが分かったため、手術時は外科医が腹腔鏡を用いて手術を行う傍ら、泌尿器科には膀胱鏡で膀胱の状態を観察してもらいながら切除範囲を決めていきました。 8時間ほどかかる大きな手術となりましたが、術後は頻尿などの合併症もなく、元気に過ごされています。幸い、手術でしっかりがんを取りきることができたため、今後は再発予防として術後の化学療法を行っていく予定です。
よかったレポート
実際にこの病院で治療を受けたユーザーが病院で体験した「よかった」ことのレポートです。
※メディカルノートの「よかったレポートガイドライン」に則り審査しております。
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その他の診療科を受診した治療体験者
乳癌の手術のため入院しました。短期間の入院で、大丈夫なの?と思う反面、ナースさんも優しかったし、リハビリの先生も若い女性でしたが優しくて頼りがいがあり、安心感を覚えました。今回初めてのベルランドでしたが、他の科でもまたお世話になりたいと思いました。
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整形外科を受診した治療体験者
今回、緊急で中手骨骨折、開放骨折で左手5本とも骨折だったのですが、手術して頂いた主治医の先生、リハビリの先生に親切に対応して頂き入院中も前向きな気持ちになりました。一時は不安で堪らなかったんですが、親身に話を受け答えしてもらえ助かりました、、
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内科を受診した治療体験者
頭痛で内科を受診したのですが、詳しく症状などを聞いて下さったり、診察もとても丁寧にされていました。そして何より、とっても明るく接して下さり、不安が一気に吹き飛びました。また、結果を聞きに行った日には人生相談にもとても親身にのって下さり、悩んでいた私を元気づけて下さりました。その後も何度かお会いしてお話したのですが、その度に本当に私の胸に響く言葉を言って下さって・・・。また、「私でよければ・・・。」ととても謙虚な先生で、本当に素晴らしいな、と思います。
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