効果・効能
1. 体力中等度で上腹部がはって苦しく、舌苔を生じ、口中不快、食欲不振、時により微熱、悪心などのあるものの次の諸症:
2. 慢性肝炎における肝機能障害の改善
用法・用量
成人の場合、1日2~3回服用します。服用のタイミングは、食前(食事の1時間~30分前で胃に食べ物が入っていない状態)または食間(食事の約2時間後)です。服用する量は年齢や体重、症状の度合いによって増減します。
リスク
小柴胡湯を服用することで副作用が生じる可能性があるほか、ほかの薬を服用する際は飲み合わせで注意する必要があります。
副作用
発疹や、かゆみ、蕁麻疹といった症状が現れることがあります。また、食欲不振や胃の不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘など消化器系への影響が生じる場合があります。そのほかにも、頻尿や排尿痛、血尿、残尿感、膀胱炎などが起こることもあります。これらの症状が現れた場合は服用を中止しましょう。
重大な副作用として、発熱や咳、呼吸困難などの症状が現れる間質性肺炎をはじめ、低カリウム血症や血圧上昇、浮腫、体重増加などが現れる偽アルドステロン症、脱力感、四肢痙攣などの症状が生じるミオパチーや横紋筋融解症、また、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇などを伴う肝機能障害や黄疸、などが現れることがあるため、異常が認められた場合には医師に相談しましょう。
使用上の注意
次に該当する方は、病気や症状が悪化する可能性があるため服用できません。
・インターフェロン製剤を投与中の方
・肝硬変や肝がんの方
・慢性肝炎における肝機能障害で血小板数が10万/mm³以下の方
著しく体力が衰えている方は、副作用が現れやすくなり、症状が強まる可能性があります。
生薬を摂取しすぎると思わぬ作用が生じる可能性があるため、ほかの漢方薬を飲む際は、生薬の重複に注意しましょう。
なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には継続投与を避ける必要があります。また、服用量は個人の体調などによって異なるため、医師や薬剤師に相談しましょう。
成分
日局サイコ
日局ハンゲ
日局オウゴン
日局タイソウ
日局ニンジン
日局カンゾウ
日局ショウキョウ
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