クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
Lung
気管支炎
気管支炎とは、下気道に炎症を起こす疾患の総称です。いわゆる「かぜ」が上気道に感染し炎症を起こすのに対して用いられます。数日から数週間で治癒する急性気管支炎と、3ヶ月以上症状が続く慢性気管支炎に分...
Male consulter resolved
クリップに失敗しました
肺
更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
閉じる

概要

気管支炎とは、下気道に炎症を起こす疾患の総称です。いわゆる「かぜ」が上気道に感染し炎症を起こすのに対して用いられます。数日から数週間で治癒する急性気管支炎と、3ヶ月以上症状が続く慢性気管支炎に分けられます。さらに、気管支の末梢である細気管支という部分が炎症を起こす病態を細気管支炎といいます。原因としてはウイルス・細菌などによる感染症・アレルギー・喫煙・大気汚染・化学物質があります。原因により治療方針が異なります。細菌による気管支炎には抗生物質を使用します。

http://shibuya-naika.jp/%E5%91%BC%E5%90%B8%E5%99%A8%E5%86%85%E7%A7%91/%E6%B0%97%E7%AE%A1%E6%94%AF%E7%82%8E%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%BB%E6%B2%BB%E7%99%82/

原因

気管支炎は様々な原因により生じます.原因の8割以上はウイルスによる感染症です。原因となるウイルスはライノウイルス・コロナウイルス・アデノウイルス・RSウイルスなど、いわゆる「かぜ」を起こすウイルスです。

細菌感染も急性気管支炎の原因となることがあり、マイコプラズマ・クラミジアや百日咳菌などが原因として知られています。

感染以外の原因としては、アレルギー・喫煙・大気汚染・化学物質などが挙げられます。

細気管支炎の原因としてはRSウイルス・マイコプラズマなどの感染症のほか原因不明の疾患もあります。

原因不明の細気管支炎としてびまん性汎細気管支炎があります。びまん性汎細気管支炎は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を併発し、鼻汁・嗅覚障害も認めることがあり、日本や東アジアの国々に多く40-50代に多い疾患です。

閉塞性細気管支炎は、細気管支が炎症により閉塞し呼吸不全を起こす疾患で、免疫学的な機序が作用していると考えられています。

https://medicalnote.jp/contents/171004-001-GK

https://medicalnote.jp/contents/170926-001-QI

https://medicalnote.jp/contents/171004-002-AV

https://medicalnote.jp/contents/170926-002-AJ

https://medicalnote.jp/contents/160309-024-AM

 

症状

感染症が原因となる気管支炎の症状は炎症による発熱・咳・痰です。全身倦怠感・食欲不振・胸の痛みを訴えることもあります。

また、小児の場合気管が狭くなり「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が聞こえることがあります(喘鳴(ぜんめい)といいます)。このような状態を喘息性気管支炎と言います。

慢性気管支炎では咳・過剰な痰が長期間続きます。慢性気管支炎は、これらの症状が少なくとも2年にわたり毎日または少なくとも連続して3ヶ月以上続く状態と定義されます。

検査・診断

原因が多岐にわたるため、特徴的なものはありませんが原因を同定するための検査として、胸部X線(レントゲン)検査・血液検査・喀痰の培養検査・胸部CT検査などを行います。慢性気管支炎で症状が続く場合、呼吸機能検査を行います。
びまん性汎細気管支炎はヒト白血球抗原(HLA) がB54というタイプを持つ方が多いことが知られています。

https://medicalnote。jp/contents/160309-022-TA
 

治療

気管支炎の治療は、原因に応じて異なりますが、根本的な治療法があることは少ないです。
ウイルス性の気管支炎には抗生物質は無効であるため、解熱鎮痛薬、鎮咳薬、去痰薬などを用いた対症療法を行い、症状の改善を期待します。
細菌感染には抗生物質を用います。マイコプラズマ、百日咳、クラミジアにはマクロライド系の抗生物質を用います。
アレルギー性の気管支炎は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を除去することが治療となります。
びまん性汎細気管支炎に対しては、マクロライド系抗生物質を少量で、数年間内服します。
喫煙、大気汚染、化学物質が原因となる気管支炎も、対症療法と原因の除去が治療の中心となります。

感染症による気管支炎の予防のためには、日頃からの手洗い、うがい、マスクの着用が有用です。百日咳の予防接種はジフテリア・不活化ポリオ・破傷風と混合された4種混合(DPT-IPV)ワクチンとして、国が受けることを強く勧める「定期接種」に入っています。予防接種の対象は生後3-90か月となっており、その間に4回接種するのが標準的です。百日咳は生まれて間もない時期にかかった場合に重症化しやすいことから、できるだけ早期に接種することが望ましいです。
https://medicalnote。jp/contents/170926-002-AJ
https://medicalnote。jp/contents/160309-025-MP

気管支炎の記事を読む

気管支炎の記事にご協力いただいている医師