治療
気管支炎の治療は原因によって異なりますが、根本的な治療法がないこともあります。主な治療法は以下のとおりです。
ウイルス性の気管支炎
抗菌薬が無効であるため、解熱鎮痛薬・鎮咳薬などを用いて症状の緩和を図ります。インフルエンザウイルスが原因の場合には、抗インフルエンザウイルス薬が使用されます。
細菌感染による気管支炎
抗菌薬の効果が期待できるため、細菌に合わせた抗菌薬を使用します。
アレルギー性の気管支炎
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を除去することが治療となります。喘息に用いるステロイド吸入薬が用いられます。
びまん性汎細気管支炎
マクロライド系抗菌薬を少量で数年間内服します。
喫煙・大気汚染・化学物質が原因となる気管支炎
症状緩和を図ること、原因の除去が治療の中心となります。
閉塞性換気障害を伴う慢性気管支炎・細気管支炎
息切れなどの症状緩和を目的として吸入用気管支拡張薬を併用します。
医師の方へ
「気管支炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします