クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
Noimage s500x350
月経困難症
月経困難症とは、生理(月経)の際に生じる症状のうち、日常生活に支障をきたしており、治療が必要なほど重いものを指します。たとえば、一般的に生理痛と呼ばれる下腹部痛や腰痛が、非常に重く生活に支障を与...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません

月経困難症げっけいこんなんしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
閉じる

概要

月経困難症とは、生理(月経)の際に生じる症状のうち、日常生活に支障をきたしており、治療が必要なほど重いものを指します。たとえば、一般的に生理痛と呼ばれる下腹部痛や腰痛が、非常に重く生活に支障を与えているケースなどがあります。また、頭痛やお腹の張り、吐き気、下痢、イライラ、憂うつなどの症状も、治療を要するほど重い場合には含まれます。

原因

月経困難症は、何らかの原因となる病気があることで起こる器質性月経困難症と、原因となる病気がない機能性月経困難症に分けられます。

器質性月経困難症(きしつせいげっけいこんなんしょう)

子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮の形態異常などの病気が原因で月経困難症が生じる場合があります。生理期間以外にも痛みが生じる場合があります。

機能性月経困難症(きのうせいげっけいこんなんしょう)

生理の血液を排出するために子宮の収縮を促す物質(プロスタグランジン)の過剰分泌が主な原因です。大部分の月経困難症がこれにあたり、初経後2~3年より始まります。子宮や卵巣の成熟度や、冷えやストレスなどが関連していると考えられています。

症状

症状のうちもっとも多いものは、月経時の痛みです。腹痛や腰痛のほかに、肛門周囲の痛みを覚えることもあり、子宮内膜症や子宮腺筋症を合併する場合に多くみられます。月経時の痛みやつらさ、貧血が原因で以下のような症状がみられる場合もあります。

  • 倦怠感(けんたいかん)
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 精神的に不安定な状態(イライラ、不安感、不眠や抑うつ状態)

検査・診断

問診により症状の種類や強さ、出現時期を確認します。必要に応じて内診や超音波検査、画像検査(MRIやCT検査)などを行い、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの月経困難症の原因となる病気がないか調べます。また、血液検査によりホルモンの状態や貧血の有無を調べます。これらの情報を総合的に判断し治療法について検討がおこなわれます。

問診

症状の種類、月経の周期や期間、妊娠・出産歴、既往症(過去にかかった病気)、現在服用中の薬などについて事前に問診表などを用いて行われます。

内診・超音波検査

内診により子宮や卵巣、卵管の状態を評価します。超音波検査については腟からの超音波で行われますが、性交渉(セックス)の経験のない方はお腹や直腸から超音波検査を行うことがあります。

画像検査

MRIやCTによりお腹の中の状態を評価し、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの病気がないか評価を行います。

血液検査

ホルモンの状態や貧血の状態を評価します。

治療

対症療法

機能性、器質性のいずれの場合も痛みに対して鎮痛薬を使用し痛みを抑えます。この薬剤はプロスタグランジンの産生を抑えることで痛みを抑えます。そのため、一般に痛くなる前に内服するほうが効果的です。

一方で痛み以外の症状には鎮痛薬が効きにくいため、不安感や不眠などの精神症状には抗不安薬など、症状に応じて治療を追加します。また、漢方薬が有効な場合もあり、痛みなどの症状に加え、体質なども考慮したうえで漢方薬が選択されます。

内分泌療法

鎮痛薬で痛みが軽減されない場合に、ホルモン剤を用いて月経を調節したり、月経痛の原因となる病気をコントロールしたりすることで症状を改善します。低用量ピルがもっとも多く使われますが、黄体ホルモン剤、GnRHアゴニストなども使用されます。それぞれの治療で期待される効果や副作用などは異なるので、担当の医師とよく相談して治療を選択することが重要です。

原因となる病気に対する治療

子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症など月経困難症の原因となる病気がある場合には、そ病気に対する治療を行います。