原因
イタイイタイ病は、慢性カドミウム中毒を原因として発症します。富山県神通川の上流には、神岡鉱山と呼ばれる鉱山が存在し亜鉛や鉛を多く産出しており、その産生過程において、カドミウムを含む鉱石が神通川へと流出していました。
当時は公害に対しての認識も薄く、カドミウムが処理されることなく川へと流入し、農業用水や生活用水として使用されていました。カドミウムを多く含む水を慢性的に摂取すると、腎臓や骨に障害が生じます。
カドミウムの蓄積に加えて、出産や栄養失調などが重なることでイタイイタイ病が発症すると考えられています。特に35歳以上の女性に発症することが多いです。
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