症状
イタイイタイ病の初期症状は、腰や肩、膝などに現れる痛みです。この痛みは徐々に体のほかの部位にも広がっていきます。太ももや腕に神経痛のような痛みが現れ、お尻を振って歩く「アヒル歩き」と呼ばれる特徴的な歩き方になることもあります。病状が進行すると、わずかな体の動きや咳をするだけでも強い痛みを感じるようになります。
また、骨の脆弱化が進むため、通常では考えられないような軽い力でも骨折を引き起こします。つまずいたり転んだりしただけでも骨折し、歩行が困難になります。重症化すると全身に多数の骨折を負い、寝たきりの状態になる患者も報告されています。
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